JICA草の根スナノミ症プロジェクトは、居住者に対し最終KAP調査を実施しました。

JICA草の根スナノミ症プロジェクトは、居住者に対し最終KAP調査を実施しました。

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JICA-NUITMでは、Ndhiwa および Suba-South の 2 サブカウンティにおいて、住民の KAP(知識・態度・実践)調査を継続的に実施しています。

本調査は、プロジェクト開始時の 2021 年に行われた スナノミ症患者数や有病率を把握するためのベースライン調査 を基盤としており、各サブカウンティから 2 つずつ、計 4 つのコミュニティユニットを選定して実施しています。

住民 KAP 調査は同一地域で 4 年間にわたり継続され、2022 年と 2023 年の第 1 回・第 2 回に続き、今年が 3 回目で最終評価となりました。

今年は、調査を担う CHP(地域保健推進員)を対象に、11 月 6 日・7 日に研修を実施し、その後、各サブカウンティにて CHP による 2 週間のデータ収集が行われました。

プロジェクトの大きな目的のひとつは、住民の間でスナノミ症対策が持続的に実施される仕組みを根付かせることです。

JICA-NUITM はこれまで、カウンティ/サブカウンティ主体で行われてきた住民参加型の保健教育活動(Action Day、Dialogue Day など)に、スナノミ症の啓発・早期発見・治療が組み込まれるよう、保健局と協力しながら取り組んできました。

これらの活動は、CHA と CHP が地域の住民に向けて定期的に行っている保健指導(アウトリーチ)です。プロジェクトチームは、この既存の活動の中にスナノミ症対策も取り入れることの重要性を、継続して提案してきました。

これまでに 3 回の KAP 調査が実施されており、調査結果に基づいて、サブカウンティ保健局は対象地域の学校や住民に向けた適切な介入を進めています。

スバ・サウス地区トンガ・ローワーのキエンベ保健施設にて、CHPとの継続的な研修セッションを実施中。