全国スナノミ症撲滅キャンペーンは毎年3月3日に開催されており、今年はキシイ郡キトゥトゥ・チャチェ・ノース・サブカウンティのケゴギ市場で開催されました。このイベントは、ケニア国政府、キシイ郡政府、その他の関係者によって運営されました。
事前の動員活動はしっかり行われ、多くの人々が治療とスナノミ症対策および予防方法に関する情報を得るために集まりました。
このイベントは、スナノミ症感染の即時的および長期的な側面の両方に取り組むことを目的としており、キシイおよびケニア全体の影響を受けた地域社会にとってより健康的な未来を築くことに寄与しています。
テーマ
「スナノミ症感染の連鎖を断ち切る:地域社会を力づけ、より健康なコミュニティへ」
主な目的
– スナノミ症の感染と予防に関する認識向上
– 衛生維持とスナノミ症感染予防に必要な知識とツールを地域に提供し、地域の自立を支援
– スナノミ症に感染した人々への治療提供を通じて地域住民の健康負担を軽減
– 家庭レベルでの清潔さと適切な衛生管理を奨励する「EPIKA UCHAFU AFYA NYUMBANI(汚れをなくして家庭の健康を)」キャンペーンの推進
実施内容
治療は、スナノミ症ローション(SARAYA製)および過マンガン酸カリウム溶液を用いて実施されました。
スピーチでは「スナノミ症は簡単に治療でき、予防も可能な病気である」という認識を広めることの重要性が強調されました。
キシイ郡保健推進担当官がスナノミ症に関する教育講義と質疑応答を行いました。
また、JICA-NUITMは、環境衛生・公衆衛生部門のアンソニー・ワイナイナ博士、ベクター媒介および顧みられない熱帯病部門のシカリ博士、アグネス・ギタンジ氏とのインタラクティブなセッションを実施しました。
参加パートナー
– AMREF(アムレフ)
– SARAYA-Kenya(サラヤ ケニア)
– Ahadi Kenya(アハディ ケニア)
– African Institute (アフリカン インスティテュート)
– JICA-NUITM

キャンペーン会場:ケゴギ市場(キトゥトゥ・チャチェ・ノース・サブカウンティ、キシイ郡)

キャンペーン会場での治療の様子

アンソニー・ワイナイナ博士とコミュニティ・ヘルス・プロモーターによる治療セッションの実施

JICA草の根プロジェクトスタッフおよびSARAYAケニアスタッフの集合写真