JICA-NUITMは毎年3月3日のケニアのスナノミ症の日に合わせてホマベイ郡でスナノミ症キャンペーンを実施してきました、今年も2会場で開催されました。2024年2月27日と29日にNdhiwa sub-countyの2つの小学校で開催されました。
JICA-NUITMと保健省は、継続的な調査、スナノミ症の研修、サブカウンティ保健局チーム(CHA、CHP)による学校・地域への予防啓発活動を通じて、この3年で感染率を減少させてきています。
地域住民の生活を改善するために、同様の活動を行っている他の関連団体との提携を試みてきました。そして以下のパートナー団体に本キャンペーンにも参加いただき、イベントを盛り上げてもらいました:
- Sawayume -Kasipul Kabondo Sub-countyでの水・衛生活動 (SMILE トイレづくり)
- LifeStraw -ケニア全土での水・衛生活動 (小学校での飲料水づくり)
- Healthy entrepreneurs- Homa Bay CountyでのCHPの収入向上およびCHPを通じた地域住民への医療提供
- JICA SATREPS-Homa Bay Countyでのマラリア研究事業
- The Ndhiwa の議員率いるチーム
- JICA 保健系代表者
参加者の人数は以下の通りです、大盛況に終わりました:
Kochieng C.U, Kombe Primary School
-参加者数: 652
-治療したケース数: 子ども 22; 大人 1
Kadwet C.U, Kaumo Primary School
-参加者数: 577
-治療したケース数: 子ども 25; 大人 0
LifeStraw社から両学校に靴が配布されました。
このイベントでは、スナノミ症の診断、治療、予防(ヘルストーク)に関する多くの啓発活動が行われました。
例えば、CHPと両校の生徒による教育目的の詩の朗読、寸劇、歌などで彩られました。
また、さまざまなパートナー団体が、スナノミ症の持続可能なコントロール/撲滅に向けた、適切な個人の衛生管理、環境の清潔さの重要性についてスピーチを行いました。
保健省・保健局のスピーチでは、地域社会の問題を解決するためのこれまでのパートナー団体への感謝が述べられ、地域住民は地域保健戦略を可能にするためにCHPを支援する必要があることが強調されました。
Ndhiwa sub-countyのKaumo小学校で、CHPが中心となり、地域を歩いて回るデモ行進が行われました。
地域保健推進員(CHP)がスナノミ症の診断、治療、予防についてのメッセージを届ける寸劇を行いました。
子どもの寸劇でのメッセージです。
子どもたちに配布された靴。
Ndhiwaの病院長 Dr.Nicodemus Odundoが靴の配布に携わりました。
Healthy Entreprenuersは、持続可能な健康づくりに向け、会場の一部で血圧測定をできるブースを設けました。また、医療商品の販売も行っていました。
JICA-NUITMのスタッフ一同、左からMr.Paul Diella,Mr.Gabriel Gumba,Mr,Sato Takeshi,Ms,Sharon Anam,Mr.Stephen Idawo, Ms.Kana Suzuki.
JICA-NUITMスタッフとLifeStrawのスタッフ
スナノミ症の教育ビデオを見る子どもたち。ビデオは現地の言葉で制作され、英語の字幕がついています。
サクセスストーリー:JICA-NUITMはこの患者の家庭訪問を続けてきました。本イベントで再会し、彼は経過が良好であることを確認し嬉しく思いました。