ナショナルスナノミ症デーに伴うキャンペーンは毎年3月3日に行われ、今年はキタレ県のラコメ保健施設で開催されました。
本イベントは、保健省本部、キタレ県政府、その他関係団体が関わりました。
情報が広く伝えられ、多くの地域住民がスナノミ症の治療・予防法に関する情報を受け取りに訪れました。
今年のテーマは、Collective Action and shared Ownership for jigger eradication(スナノミ症撲滅に向けての力を合わせた行動とオーナーシップの共有)。
治療は、Jigger Lotion(SARAYA)と過マンガン酸カリウム溶液を用いて行われました。
スナノミ症はこの地域で懸念されている健康課題であり、多くの人が両手両足に深刻な症状を呈し、あらゆる年齢層が罹患しておりました。この病をコントロール/撲滅するための持続可能な対策が必要であると確認しました。
子どもから大人まで247人の患者が来場し、全員に靴が支給されました。
JICA-NUITMはスナノミ症患者の治療の場面で保健省本部や県保健省に協力しました。
スピーチの中で重要だったのは、スナノミ症は簡単に治療でき、簡単に予防できる病気であるという一般市民へ向けてのメッセージでした。
スナノミ症をコントロール/撲滅するための重要な決定要因は、環境管理、持続可能な個人衛生、罹患したらいつでも治療を受けられる環境づくりです。
この活動には、キタレ県政府もCEC保健部、保健部長、その他県や市の保健スタッフも全面的に関与しました。
JICA-NUITMは、保健省本部環境衛生部門の責任者であるDr Sikaliと、新しく始まった電子地域保健情報システム(e-chis)へのスナノミ症件数報告について対話セッションを持つことができました。
参加した他団体は以下です:
- IFAD
- SARAYA -Kenya
- Ahadi Kenya
- African Institute
- JICA-NUITM
靴の配布
治療の現場
JICA-NUITMスタッフ、Mr.Denis Ntara と Mr.Takeo Hojo(SARAYA)、Dr,Sikali (MOH)