ケニア共和国に対する無償資金協力「ケニア中央医学研究所研究機能強化計画」の 文書交換式に本学永安武学長が参加

ケニア共和国に対する無償資金協力「ケニア中央医学研究所研究機能強化計画」の 文書交換式に本学永安武学長が参加

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2024年2月8日、永安 武学長並びに金子 聰教授(熱帯医学研究所ケニア拠点長・学長特別補佐)は、首相官邸にて岸田文雄首相とケニア・ルト大統領の立ち合いの下に行われた無償資金協力「ケニア中央医学研究所研究機能強化計画」(※)の文書交換式に参加しました。

左よりルト大統領、ムダバディ外務担当長官、岡庭健特命全権大使、岸田首相、永安武学長、金子聰教授

 この背景には、長崎大学とケニアの医療・保健分野における非常に密接な協力関係が挙げられます。特にケニア中央医学研究所(Kenya Medical Research Institute、以下KEMRI)とは、1979年の設立当時からケニアの医療保健活動の発展と国民の健康増進のための協力、支援体制を築いてきました。また、2005年には、KEMRI内に長崎大学の海外教育研究拠点(ケニア拠点)を設置するなど、協力関係を強化しており、その功績を認められて昨年11月には在ケニア大使館より在外公館長表彰も受けています。
長崎大学が在ケニア日本国大使館大使より在外公館長表彰を受けました|長崎大学 (nagasaki-u.ac.jp)

 そして今回のKEMRIにおける研究機能強化計画にも、長崎大学は深く関わってきました。具体的には、現在、同計画に合わせて実施されているJICA技術協力プロジェクトに、長崎大学から専門家の長期派遣ならびに日本における研修の受け入れなどの協力を行っています。
 今回の合意により、日本とケニアの協力関係の発展、さらには、新型コロナ感染症パンデミックでも認識された感染症の地球規模の課題への協働した対応の強化が期待されます。

※ケニア中央医学研究所研究機能強化計画
(The Project for Strengthening the Research Capacity of Kenya Medical Research Institute)
JICAによる無償資金協力事業。KEMRIにおいて、感染症研究及び検査・診断の早期対応にかかる施設及び機材の整備を行うことにより、新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」という。)を含む各種感染症の研究機能強化を図り、もってケニア及びアフリカ域内(特に東アフリカ地域)における健康危機対応能力の強化及びケニアにおける保健医療サービスへのアクセス向上に寄与することを目的とする。

長崎大学プレスリリース