齊藤信夫 准教授
2023年10月より長崎大学熱帯医学研究所ケニア拠点の准教授を務めている齊藤信夫です。専門は熱帯医学、臨床感染症疫学です。これまでの経験には、長崎大学病院感染症内科での勤務やフィリピンで10年に及ぶ勤務経験(長崎大学・熱帯医学グローバルヘルス研究科5年、大分大学医学部微生物学講座5年)があります。その間、狂犬病、薬剤耐性菌感染症、ジフテリア、レプトスピラ症、デング熱などの臨床疫学研究やJICAの国際協力プロジェクトに従事しました。今後はケニアで、熱研の偉人たちによって築かれた拠点を活用し、アフリカでの臨床疫学研究と人材教育を推進していく予定です。世界トップクラスの研究を行うためには、多国間での実施と、国内外の研究者や民間企業との連携が不可欠です。アフリカでの臨床研究、教育、民間企業海外展開、国際協力に関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
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彦根麻由 助教
2023年11月よりケニア拠点の助教に就任致しました。歴史あるケニア拠点で熱帯医学と感染症に関する研究に従事できることを大変嬉しく思います。
私は東京女子医科大学を卒業後、2012年から東京都立墨東病院の感染症科で後期研修を行いました。墨東病院では地域の急性期病院として、多くの市中感染症、輸入感染症を経験しました。2016年からLondon School of Hygiene and Tropical Medicineの修士課程に進み、フィリピンのSan Lazaro Hospitalでpoint-of-care testを用いた感染症診断の研究を行いました。修士課程修了後は墨東病院の救命救急センターで、救急外来と集中治療に従事しながら小児、周産期、精神、外傷救急など幅広い疾患を経験しました。 感染症と急性期医療での臨床経験を活かして、resource-limited settingの医療の一助となるよう、多くの人の役にたち、国際保健の向上に貢献できるような研究・教育を目指して頑張りたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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