2023年10月6日、クワレチームはナイロビ・アフィア別館で、Division of Vector-Borne and Neglected Tropical Diseases (DVB-NTD)、Division of Environmental Health (DEH)、JICA代表との会合を開催しました。
この会議の主な目的は、
1.クワレ視察に関するフィードバック
2.ナショナルチーム(DVB-NTDおよびDEH)との交流
3.スナノミ症の制御と根絶に関する今後の方法/対策について議論
DVB-NTDの責任者であるオモンディ博士による開会の挨拶があり、JICA-NUITM、MOH-ホマベイ郡、および環境保健局のリリアン・オウソ氏からはそれぞれスナノミ症の状況について発表しました。CHPやCHAによる具体的な経験に基づくエピソードも共有され、非常にインタラクティブなセッションとなりました。
クワレチームもオンラインにて参加し、外部支援がない中でのCHPのこれまでのスナノミ症対策に関する努力を発表しました。
今後の展開
・ 住民間の習慣/行動を変容するコミュニケーション、その他WASH活動(衛生問題に対する対策)の活発化
・ スナノミ症を多くの人に知ってもらい、制御と根絶に関する重要なメッセージの案出
・ 投薬を必要としない、予防と対策に焦点を当てた対策
・ スナノミ症ガイドライン2014のレビュー・改訂
・ 年間作業計画と予算編成の観点から公衆衛生問題の優先順位付け
・ コミュニティレベルで受け取ったデータの取り込みと補完に必要な、標準化されたレポートツールの作成
・ パートナーとのコラボレーション(KEMRI-Welcome Trust、ICIPE、JICA-NUITM、JICA)の強化
また、イライジャ・キニャンギ代表からも、保健省、ホマベイ・カウンティ、NUITMの各セクターに対して建設的なコメントが寄せられた。
リリアン・オウソさん(環境保健部門)がカカメガ郡のスナノミ症調査結果について発表
開会の挨拶をするオモンディ博士(DVB-NTD)
イライジャ・キニャンギ氏(JICA代表)がチームにコメントを寄せる