【JICA草の根】顧みられない熱帯病部門と保健情報学部門の合同会議に参加しました!

【JICA草の根】顧みられない熱帯病部門と保健情報学部門の合同会議に参加しました!

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本会議は2023年5月22日から24日まで、マチャコス郡のGelian Hotelで開催されました。

この会議は、顧みられない熱帯病の指標をケニア全体の保健情報システム(KHIS)に統合するためのものでした。

顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases)の多くは、KHISで適切に報告されていないため、意思決定に必要なデータへのアクセスが困難です。

その結果、患者らが必要な支援を受けることができていない場合が多く、今回の会議はこの状況を変えるためのものでした。


会議の目的は以下の通りです。

  • KHISにNTD指標を統合するためのロードマップを確定する。
  • データ要素とデータセットのカスタマイズ
  • NTDデータベースの見直しとフィードバック
  • データ収集のための標準化されたツール案の作成

47の顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases)がありますが、今回の会議では、スキストソミア症(SCH)、土壌伝染蠕虫(STH)、トラコーマ、リーシュマニア症、リンパ系フィラリア症、ヘビ咬傷、スナノミ症が取り上げられました。

会議では、WASH(水衛生)のロジスティクスと物資についても話し合われました。


JICA-NUITMは、MOH 514,515,705,708のような報告ツールを使った場合に現地で直面している課題について発表しました。
ケニアのスナノミ症罹患率について、世帯レベルまで把握できる標準的なツールを作成することで合意に達しました。


このプロセスはすべてのNTDsに共有され、データ要素、データ収集の頻度、収集者、種類、頻度などについて今回の会議で合意し実現性のある(SMART)指標を作成することができました。


この会議の結果、地域の保健ボランティア(CHVやCHA)からの報告を確実にKHISにまとめ、家庭レベルでの罹患数把握をすることができるようになります。

鈴木専門家は、ホマベイ郡における持続可能なスナノミ症対策事業について発表し、事業の中で直面した課題を共有しました。