【JICA草の根スナノミ事業】世界NTD(顧みられない熱帯病)デーのイベントに参加しました!

【JICA草の根スナノミ事業】世界NTD(顧みられない熱帯病)デーのイベントに参加しました!

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2023年1月30日、長崎大学チームは、キスム郡のラブオール・サブカウンティ病院で開催された「世界顧みられない熱帯病の日」イベントに参加しました。

このイベントは他のパートナーやケニア政府とともに、キスム郡政府、保健内閣官房長官らが主催したものです。当日はNTDに関する様々なパートナーが一堂に会し、啓発活動などを実施しました。

世界中では10億人以上がスナノミ症を含むNTDに何らかの影響を受けています。

その主な要因は罹患者の識字率の低さ、生活水準、衛生状態の悪さであり、多くの迷信や誤解により治療が届きにくい状態になっていることがよくあります。

ケニアでは、47郡中26つの郡がNTDの啓発、治療と予防に関する活動を開始しています。

ケニアでは40種類のNTDのうち16種類が懸念対象となっており、意識啓発と治療の拡大が推進されています。


テーマは「今すぐ、共に行動し、顧みられない熱帯病の治療に貢献する」でした。

朝食会とチームディスカッション

アカシアプレミアホテルでの朝食会では、以下の内容で議論が行われました。

□ 包括的な医療の提供とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ

□NTDロードマップの改善、2030年までにNTDsを撲滅するという目標に向け継続的に努力していかなければならない。 例:ギニアワーム

□尊厳のある、生産的で健康的な生活を保障するための持続可能介入

□ 感染を断ち切るための適切な衛生状態

□NTDsの予防化学療法

□キスム郡でのNTDsマッピングに関する報告により、罹患コミュニティに対して大量薬物投与(MDA)が開始

□政府とパートナー間の持続可能な協力

□一次的ヘルスケアの活性化
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長崎大チームは、スナノミ症の情報発信ブースを出展しました

NTD関連パートナーと保健省が共催した今回のイベントでは、長崎大チームは持続可能なスナノミ症治療と予防に関する情報提供ブースを出展しました。

30〜40人の参加者がスナノミ症の罹患経験について相談に来てくれました。その他、罹患している家族がいる参加者2人が、治療について問い合わせに来ました。

長崎大チームは診断、治療、予防に関する情報発信と治療薬の提供を行った他、衛生状況など健康に関するアドバイスを実施し、シリコーンオイル(NYDA)と過酸化マンガンカリウムを使用した治療手順について啓発活動を行いました。


その他、今回のイベントでは、NTDsの意識向上に関する詩や寸劇などの発表や、コンテンツクリエイターであるブランドアンバサダー(Awinja氏)の発表もありました。