NUITM-JICAは、保健局、教育省、村長らと連携して、12月7~8日にスバサウスとンディワでステークホルダー会議を開催しました。
主な議題は以下です。
・スナノミ事業の進捗と課題について話し合う
課題①
事業の持続可能性を担保するために、昨年コミュニティの委員会が設立されたが、思うように活動できていない
解決策:委員会メンバーを変更し、 コミュニティ保健アシスタント(CHA)代表、 コミュニティ保健ボランティア(CHV)、および保健局(MOH)役人を含めることが提案されました。
課題②
保健局に提出を求められているスナノミ症例報告を完全に達成することができていない
解決策:
すべてのCHVに、適切な報告フォームを配布する。
報告フォームの正しい使用方法について、CHVに対し研修を再度実施する。
報告内容の齟齬を避けるため、毎月全CHA、CHV、医療施設が出席して報告会議を実施する。
全コミュニティユニット(CU) が上記会議の議事録を記録保管する。
サブカウンティに提出する前に、CHAがCHVから得た報告内容をしっかり確認する。
課題③
スナノミ症の治療知識にギャップがあり、地域により治療方法にばらつきがある。
解決策:
CHVに対して再度、治療方法の研修を実施する。
今後の方針として、毎年ステークホルダー会議を開催し、事業進捗について話し合うこととなりました。
また、スナノミ症のモニタリングと治療を推進し、サブカウンティ以上のレベルの行政組織を巻き込んだ活動に繋げていくために、各関係者と連携することが話し合われました。
最後にこれまでの献身的な活動に敬意を表し、CHAとCHVの表彰が行われました。