熱帯医学研修課程 Training course in Tropical Medicine (TTM)

熱帯医学研修課程は、熱帯地域での保健医療活動のための基本的な知識と技能を日本語で学べる、歴史ある研修課程です。主として医療従事者を対象としていますが、熱帯医学に関心を持つさまざまな分野の方々の受講を歓迎します。
長崎大学キャンパスで実施する対面コース(3ヶ月)及び自宅で学べるオンラインコース(6ヶ月)があります。
※英語で実施される熱帯医学短期研修コースについては,大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 TMGH 主宰の DTM&Hコース(対面・医師限定) 、CTMコース(オンライン・多職種向け)、及び PTMC(フィリピン研修・医師限定) を参照してください。
講師陣
- 熱帯医学研究所
- 各教員・研究者
- 大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 TMGH
- 各教員・研究者
- 大学院 医歯薬学総合研究科
- 各教員・研究者
- 長崎大学病院
- 各医師・職員
- 長崎大学外
- 国内外の熱帯医学実践者・教員・研究者
運営
- 熱帯医学研修課程運営委員会
- 熱帯医学研究所が指名する運営委員(所外委員を含む)
- 熱帯医学教育室
(実務担当) - 田中健之 室長・教授
- 山内桃子 助教
- 守屋章成 助教(兼任)
同窓会
コース概要・開講場所
熱帯医学研修課程 対面コース(3ヶ月コース)
対面コース(3ヶ月コース)は、熱帯医学及びグローバルヘルスを学ぶ短期研修コースです。長崎大学のキャンパスにおいて、3ヶ月間にわたる講義及びラボ実習を通じて、熱帯医学及びグローバルヘルスの基礎となる知識・技術を身に付けます。
開講場所は長崎大学坂本キャンパス、熱帯医学研究所に隣接するグローバルヘルス総合研究棟(リンク先地図の10番)です。
最終試験を経てコースを修了した者には、修了証書及び英文によるディプロマ(Diploma in Tropical Medicine)を授与します。
昭和53年(1978年)開設の、50年に及ぶ歴史と伝統を有する研修コースです。
熱帯医学研修課程 オンラインコース
オンラインコースは、対面コースで実施する講義の録画映像及び配付資料を活用して、オンライン(オンデマンド)で熱帯医学及びグローバルヘルスの基礎知識を学ぶコースです。インターネットに接続されたパソコンやタブレット及びインターネットブラウザがあれば、自宅でもどこででも学習が可能です。
講義の録画映像及び配付資料は、オンライン学習専用プラットフォーム Moodle を通じて提供されます。Moodle は一般的なインターネットブラウザでアクセス可能で、専用アプリのインストールは不要です。
最終試験を経てコースを修了した者には、履修証明書及び英文によるサーティフィケート(Certificate in Tropical Medicineを授与します。
提供される教育資材は講義部分のみで、対面コースで実施するラボ実習は含まれていません。希望者はオンラインコース修了の翌年度以降に、対面コースのラボ実習期間(毎年5-6月にかけての概ね1ヶ月間)に参加できます。ラボ実習の追加受講により、英文によるディプロマ(Diploma in Tropical Medicine)が付加的に授与されます。
目的・目標
- 熱帯地域での保健医療活動に必要な知識及び考え方を習得すること
- 病原体及び媒介動物を取り扱う実験手技の基本を習得すること(対面コース)
- 熱帯医学及びグローバルヘルス分野が様々な研究の上に成り立っていることを知ること
教育内容
| 総論 | 熱帯医学総論,感染症史学 |
|---|---|
| ウイルス学 | ウイルス学総論,アルボウイルス,HIV,ウイルス性出血熱,麻しん,ポリオ,狂犬病,肝炎など;ウイルス学実習† |
| 原虫学 | 原虫学総論,マラリア,腸管寄生原虫,トリパノソーマ,リーシュマニアなど;原虫学実習† |
| 寄生虫学 | 寄生虫学総論,顧みられない熱帯病 neglected tropical diseases,線虫,フィラリア,オンコセルカ,吸虫,住血吸虫,条虫,寄生虫疾患の診断・治療など;寄生虫学実習† |
| 細菌・真菌学 | 細菌学総論,結核,ハンセン病,コレラ,腸チフス,レプトスピラ,リケッチア,ジフテリア,深在性真菌症など;細菌学実習† |
| 医動物学 | 病害動物学総論,人獣共通感染症,蚊,ダニ,げっ歯類・コウモリ由来感染症,蛇咬傷など;病害動物学実習† |
| 臨床熱帯医学 | 臨床熱帯感染症,性感染症,ケーススタディ,フィリピンにおける熱帯感染症,人道支援活動における熱帯感染症,一類感染症,渡航医学,熱帯での麻酔など |
| 小児と女性の健康 | 小児感染症学,小児保健,小児栄養,母子保健,母子健康手帳,避妊と中絶,女性の健康課題など |
| 疫学・公衆衛生学 | 生態疫学,環境疫学,フィールド疫学,ワクチン,公衆栄養学,水と衛生,非伝染性疾患 non-communicable diseases,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ,人類生態学,医療人類学など |
| グローバルヘルス | グローバルヘルス総論,国際協力の実務,グローバルヘルス分野でのキャリア,グローバル活動における危機管理,スフィア基準,新興感染症とグローバルレスポンス,感染症国境管理 |
| 研究と創薬 | 研究と倫理,創薬と熱帯医学,抗感染症薬の開発,医薬品アクセスとNTDs治療薬の開発 |
| その他 | 放射線災害医療,原爆医療,離島医療,PCR実習†,電子顕微鏡実習†など |
| †ラボ実習は対面コースのみ |
受講資格・募集人員
対面コース(3ヶ月コース)
- 学士号(大学学部卒業)又はいずれかの保健医療資格を有すること
- 開講期間中にキャンパスに通学できること
- 保健医療資格による職歴は問わない
- 多様な背景を持った方々の応募を歓迎します
- 募集人員:15名程度
オンラインコース
- 学士号(大学学部卒業)又はいずれかの保健医療資格を有すること
- インターネットに接続できる環境及び端末を有していること
- 保健医療資格による職歴は問わない
- 多様な背景を持った方々の応募を歓迎します
開講時期
対面コース(3ヶ月コース)
- 毎年 4月1日 から 6月中旬~下旬 まで(土日を除く;ゴールデンウィーク休暇あり)
オンラインコース
- 毎年 10月1日 から 翌年3月末 まで
- 3月最終週又はその前週の平日に、オンラインによる最終試験があります
受講に必要な費用
対面コース(3ヶ月コース)
- 220,050円
- 内訳:応募時検定料9,800円、入所料21,150円、受講料89,100円、教育環境整備費100,000円
オンラインコース
- 120,950円
※いずれのコースも金額は予告なく改定される場合があります
応募方法
応募方法についてはこちらのページを参照してください。
研修の実際・修了生コメント
研修の実際及び修了生のコメントについてはこちらのページを参照してください。
関連する研修コース
熱帯医学に関連する他の研修コースとして、大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 TMGH が主宰する下記のコースもあります。
- DTM&H - Diploma in Tropical Medicine and Hygiene
- 毎年 4月1日 から 6月第2又は3週 まで
- 長崎大学キャンパスで実施
- 医師のみが対象
- 講義・実習はすべて英語;通訳なし
- PTMC - Philippines Tropical Medicine Course
- 毎年 6月後半の2週間(DTM&H最終週の翌週開始)
- フィリピン国内の各種保健医療機関で実施
- 医師のみが対象
- 講義・実習はすべて英語;通訳なし
- CTM - Certificate in Tropical Medicine
- 毎年 4月1日 から 9月末まで、及び 10月1日 から 翌年3月末 まで(年2回開講)
- オンラインで実施
- 保健医療資格の有無を問わず誰でも対象
- オンライン教材(録画講義・配付資料)はすべて英語;日本語字幕なし
その他熱帯医学研究所が実施する教育についてはこちらのページを参照してください。
問い合わせフォーム
ご不明な点は下記フォームよりお問い合わせください。
※問い合わせフォームが動作しない場合は、お手数ですが下記まで直接お問い合わせください。
- 担当
- 長崎大学 研究推進部 感染症研究支援学務課
熱帯医学研修課程担当 - tmghadmin■ml.nagasaki-u.ac.jp
※「■」を「@」に置き換えてください - 電話
- 095-819-7583
- FAX
- 095-819-7892