教育

熱帯医学研究所

  • 熱帯医学研修課程

    本コースは、熱帯医学に関する短期研修コースであり、日本語で実施される。
    熱帯地域での保健医療活動及び熱帯医学・グローバルヘルス領域の研究を目指す者、又は既に従事している者を対象に、熱帯医学・グローバルヘルスの基礎的知識及びその応用に必要な技術の研修を行うコースである。

    主として医療従事者を対象としているが、熱帯医学に関心を持つさまざまな分野の方々の受講を歓迎している。

    対面コース(3ヶ月コース)は熱帯医学研究所がある長崎大学キャンパスで実施され、4月から6月までの3ヶ月間にわたり熱帯医学・グローバルヘルスの幅広い内容を講義及びラボ実習で集中的に学ぶ。
    最終試験を経て対面コースを修了した者には、修了証書及び英文によるディプロマ(Diploma in Tropical Medicine)が授与される。

    オンラインコースは対面コースで提供された講義を録画編集し、配付資料と共にオンライン(オンデマンド)で提供することで、自宅にいながら熱帯医学・グローバルヘルスを広く学ぶことができるコースである。10月から翌年3月までの6ヶ月間オンラインで開講する。
    最終試験を経てオンラインコースを修了した者には、履修証明書及び英文によるサーティフィケートが授与される。また、希望者は修了の翌年度以降の対面コースのラボ実習期間(概ね1ヶ月間)を長崎で受講することで、修了証書及び英文によるディプロマを付加的に授与される。

  • 医薬品研究開発ディプロマコース(国際連携、3週間)

    医薬品開発に関する専門コースとして、シーズの発見から臨床開発、承認後の問題に至る7つのモジュールで、内外の専門家が講義を行う。講義や試験は全て英語で実施する。期間中、製薬会社の工場見学が組み込まれることもある。

  • 医学研究のための倫理に関する国際研修コース

    このコースでは研究倫理についての基本的な考え方を学ぶと同時に、近年の研究倫理に関する国内外における議論を把握することができる。主たる内容は、研究倫理の基本原則、インフォームド・コンセント、リスク・ベネフィット評価、既存資料の利用、国際共同研究における倫理である。これに加えて、子どもを対象とする研究の倫理、コミュニティを対象とする研究の倫理、プラセボ対照試験の倫理、研究と治療の区別、倫理審査委員会の構成や機能等についても学ぶ。

熱帯医学・グローバルヘルス研究科 TMGH

  • TMGH 博士前期課程・博士後期課程

    熱帯医学の専門大学院として 熱帯医学・グローバルへルス研究科(TMGH) が熱帯医学研究所に隣接するかたちで設置されており、3つの博士前期課程(修士コース)、2つの博士後期課程(博士コース)及び後述の3つの短期研修コースを開講している。熱帯医学研究所の研究者の多くが TMGH教員を兼任しており、当研究所の広範なリソースがそのまま TMGHでの教育に活用されている。

    博士前期課程には、熱帯医学コース(MTM)、国際保健開発コース(MPH)、ヘルスイノベーションコース(Msc)の3コースが、単一のグローバルヘルス専攻の下で開講しており、学生たちはコースの垣根を越えて科目を共有し、密接に交流している。

    博士後期課程には、グローバルヘルス専攻としての PhDコースに加え、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)との joint PhDコースを開講している。前者では TMGH 及び熱帯医学研究所の教員・資材を教育リソースとして活用して研究できることに加え、後者では LSHTM のリソース活用の機会も与えられ、学生たちは世界を舞台に研究プロジェクトを推進している。

  • 長崎大学卓越大学院プログラム

    卓越大学院プログラムは、卓越した人材(新たな知の創造と活用を主導し、次代を牽引する価値を創造するとともに、社会的課題の解決に挑戦して、社会にイノベーションをもたらすことができる博士人材)を育成することを目的として文部科学省が平成30年度から開始した新規事業である。

    本プログラムは、ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院とTMGHとの連携を中核とし、本研究所教員を軸に構築された学位プログラムとなっており,条件を満たした場合、博士学生には教育研究支援経費(月額10~20万)や研究費が支給される。また、熱帯医学・グローバルヘルス研究科や医歯薬学総合研究科等の保健系のみならず、多文化社会学研究科、工学研究科、水産・環境科学総合研究科の学生も登録可能となっている。

  • DTM&H - Diploma in Tropical Medicine and Hygiene

    英語で実施されるプログラムで、医師を対象とする。熱帯医学専門医育成が目的のコースとして、日本で唯一である。

    医療資源が限られた熱帯地域で流行している疾病の理解・診断・診療・予防,及びそれ係る知識・技能向上を目的としており、全ての講義は英語で実施されている。

    期間は4月から6月までの3ケ月間で、最終試験に合格した修了者にはディプロマ Diploma in Tropical Medicine and Hygiene が授与される。
    また当コースは英国名誉薬剤師会 The Worshipful Society of Apothecaries 及び米国熱帯医学衛生学会 American Society of Tropical Medicine and Hygiene の認定を受けており、修了生は前者による DTM&H exam 及び後者による CTropMed exam の受験資格をそれぞれ得られる。

  • CTM - Certificate of Tropical Medicine

    英語で実施されるプログラムで、多職種を対象とする。

    医療資源が限られた熱帯地域で流行している疾病の理解・診断・診療・予防,及びそれに係る知識向上を目的とした履修証明プログラムである。受講内容は上記 DTM&H コースからラボ実習を除いた全ての録画講義が対象となる。

    4月から9月、及び10月から翌年3月の年2回開講され、受講生はインターネットブラウザを介した専用プラットフォームで録画講義及び配付資料を随時学習できる。
    最終試験に合格した修了者には修了証書 Certificate in Tropical Medicine が授与される。
    また当コースは英国王立医師連盟 Royal College of Physicians からカテゴリー1(external)CPD 50単位を認定されている。

  • PTMC - Philippines Tropical Medicine Course

    英語で実施されるプログラムで、医師を対象とする。

    フィリピンの保健医療施設におけるベッドサイド研修及び見学研修を通じて、医療資源が限られた熱帯地域で重要な感染症その他健康問題を実地で学ぶ2週間の短期研修プログラムである。
    前半1週間は首都マニラに滞在し、感染症専門三次病院 San Lazaro Hospital を中心に、皮膚科病院でのハンセン病研修、貧困地域の診療所訪問など、都市部での熱帯医学を実践的に学ぶ。
    後半1週間はレイテ島に滞在し、地方三次病院、住血吸虫症研究所、フィリピン保健省地方支部、僻地診療所などの研修を通じて、熱帯地域の遠隔地・僻地の医療の実相を学ぶ。

    全プログラムを修了した者には修了証書が授与される。

医歯薬総合研究科

  • 長崎大学医歯薬総合研究科 新興感染症病態制御学系専攻 博士課程

    感染症分野におけるグローバルリーダーを育成する観点から、各種病原体、熱帯病・新興感染症に関する社会医学に関連する知識を付与する。専門知識を生かす問題解決力を養い、種々の施政上の方針や方策を立てる力を養うために、感染症分野での課題解決型授業やケーススタディを行う。主体的学修をベースに専門家とともに議論を深める。

    リーディング大学院とそれ以外の2つの枠がある。