2024年度 熱帯医学研究拠点共同研究課題等 公募要項
(一般共同研究/海外拠点連携共同研究/シーズ研究発掘/研究集会または人材育成・研修などの取組)
(一般共同研究/海外拠点連携共同研究/シーズ研究発掘/研究集会または人材育成・研修などの取組)
長崎大学熱帯医学研究所は、国内唯一の熱帯医学研究を目的とする文部科学省所管の研究公的機関で、熱帯病の中でも最も重要な領域を占める感染症を主とした疾病と、これに随伴する健康に関する諸問題を克服することを目指し、下記に掲げる総合目標を掲げてこの分野での研究、国際貢献、教育の各領域で関連機関と協力した活動を展開しています。
- 熱帯医学及び国際保健における先導的研究
- 研究成果の応用による熱帯病の防圧ならびに健康増進への国際貢献
- 研究者と専門家の育成
この度、本研究所の共同利用・共同研究拠点「熱帯医学研究拠点」事業として、上述の諸問題の克服に共同で取り組むべく、次のとおり2024年度の一般共同研究課題、海外拠点連携共同研究課題、シーズ研究発掘課題及び研究集会等の取組を募集しますので、ふるってのご応募をお待ちしています。
(熱研ホームページ:https://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nekken/)
1. 募集課題
すべての募集課題について、研究組織内に若手研究者、女性研究者及び外国人研究者が参画する応募、特にPIとしての応募を歓迎します。なお、大学院生を代表者として応募することはできませんが、研究組織に含めることができます。
また、グローバルヘルス領域や分野横断的な共同研究の応募も積極的に募集します。別紙「長崎大学熱帯医学研究所各研究分野の活動及び対応教員」を参照の上、熱研対応教員とご相談ください。
なお、採択課題及び集会等への配分額は、申請書の内容及び本拠点に配分される予算総額に応じて決定するため、申請額に対して増減することがあります。
A. 一般共同研究課題
・対象プロジェクト
本研究所を活用することができる熱帯病・新興感染症(グローバルヘルス領域を含む)の基礎及び応用研究プロジェクト
※ベトナムもしくはケニアの在住者以外の方が、本研究所のアジア・アフリカ感染症研究施設(ケニア拠点・ベトナム拠点)を利用する研究については「B.海外拠点連携共同研究課題」にて申請をしてください。
※ベトナム在住者によるベトナム拠点利用及びケニア在住者によるケニア拠点利用は、海外渡航を含まない研究として本課題に申請可能です。
・研究期間
1年間(2024年度)
※申請書に複数年の研究計画を記載することも可能です。ただし、同一課題の採択は最長3年とします。(採択審査は1年ごとに行います。)
・併願
- 同一の研究内容での「B.海外拠点連携共同研究課題」との併願不可
- 同一の研究内容での「C.シーズ研究発掘課題」との併願可
(様式Aに定められた、併願に必要な項目を記載願います。様式Cでの申請は必要ありません。)
・申請上限額等
- 海外渡航を含む研究(ただし、ベトナム拠点及びケニア拠点を利用しないもの)に関しては、上限100万円
申請額の30%程度以上を相手国への渡航費もしくは海外からの来所費に使用してください。 - 1.以外は、原則として上限50万円
- 全体の計画の一部を本研究費で実施する場合には必ず併用する研究費について申請書に明記してください。
・予算執行期間
2024年度中
・対象経費
旅費、消耗品費等
B. 海外拠点連携共同研究課題
・対象プロジェクト
本研究所のアジア・アフリカ感染症研究施設(ケニア拠点、ベトナム拠点)と連携して実施する研究プロジェクト
※ベトナム在住者によるケニア拠点利用及びケニア在住者によるベトナム拠点利用は申請可能としますが、ベトナムもしくはケニアの在住者が各国に設置している拠点を利用する申請はできません。
・研究期間
1年間(2024年度)
※申請書に複数年の研究計画を記載することも可能です。ただし、同一課題の採択は最長3年とします。(採択審査は1年ごとに行います。)
・併願
- 同一の研究内容での「A.一般共同研究課題」との併願不可
- 同一の研究内容での「C.シーズ研究発掘課題」との併願可
(様式Bに定められた、併願に必要な項目を記載願います。様式Cでの申請は必要ありません。)
・申請上限額等
- ベトナム拠点連携共同研究は、原則として上限100万円
- ケニア拠点連携共同研究は、原則として上限150万円
- 1. 2.のいずれも30%程度以上を海外拠点への渡航費に使用してください。
- 全体の計画の一部を本研究費で実施する場合には必ず併用する研究費について申請書に明記してください。
・予算執行期間
2024年度中
・対象経費
旅費、消耗品費等
・採択予定件数
6件程度
C. シーズ研究発掘課題
・対象プロジェクト
本課題は、将来的な共同研究につながるシーズを発掘するもので、本研究所で有する以下を活用する熱帯病・新興感染症(グローバルヘルス領域を含む)のプロジェクト
・有形の材料 … 病原体等の研究試料(ウイルス、細菌、原虫、蠕虫等)、文献、標本等
・無形の材料 … 知識、アイデア、コンピュータのシミュレーションやモデリング等
・併願
同一の研究内容での「A.一般共同研究課題」及び「B.海外拠点連携共同研究課題」との併願可
(様式A又は様式Bに定められた、併願に必要な項目を記載願います。様式Cでの申請は必要ありません。)
・申請上限額等
原則として上限10万円
・予算執行期間
2024年度中
・対象経費
旅費、消耗品費等
D. 研究集会または人材育成・研修などの取組
・対象プロジェクト
熱帯医学・国際保健医療学に係る今日的課題への考察や提言、蓄積されてきた研究課題の総括やとりまとめ、新しい共同研究課題の企画や準備に資する研究討論集会で、本研究所の教員と共同で開催するもの。または、熱帯医学・国際保健医療学分野の研究者や専門家の育成や研修などに関する取組。
※開催場所は自由
※他の学会等との共催可
・申請上限額等
- 外国旅費を含む国際研究集会または人材育成・研修などの取組は、原則として上限100万円
- 1.以外は、原則として上限50万円
- 全体の計画の一部を本研究費で実施する場合には必ず併用する研究費について申請書に明記してください。
・予算執行期間
2024年度中
・対象経費
旅費、会場借上げ費、消耗品費等対象
2. 申請資格
大学の教員その他研究機関に所属する研究者又は所長がこれと同等の研究能力を有すると認める者。なお、研究組織には大学院学生及び国外の研究機関等の研究者を含めることができます。
3. 申請方法
熱研対応教員との打合せ
あらかじめ本研究所の対応教員とメール等で十分な打合せ行った上で申請してください。申請書類に、本研究所対応教員のコメントの記載が必要です。
(本研究所の研究分野とその研究活動並びに連絡先は別紙を参照してください。)
申請書類
本研究所ホームページ( https://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nekken/joint/ )からダウンロードしてください。
A. 一般共同研究課題:熱帯医学研究拠点一般共同研究課題申請書(様式A)
B. 海外拠点連携共同研究課題:熱帯医学研究拠点海外拠点連携共同研究課題申請書(様式B)
C. シーズ研究発掘課題:熱帯医学研究拠点シーズ研究発掘課題申請書(様式C)
D. 研究集会または人材育成・研修などの取組:熱帯医学研究拠点研究集会申請書(様式D)
申請書提出先
- wordファイル又はPDFファイルでご提出ください。
- ファイル名を「応募課題区分※_申請者(代表者)氏名」に変更してください。
※「一般」、「海外」、「シーズ」、「集会等」のいずれか。 - 次のURLにアクセスし,申請書類をアップロードしてください。
(提出先URL)
https://nudrive.nagasaki-u.ac.jp/public/QAIsAumAhwAF2gf8sa5Ssr2geyfYDOAZ7Xmz0MD2qqp7 - 提出書類のアップロード完了後に,以下のルールによりE-mailにてご連絡ください。
a) 送信先:感染症研究支援企画課 熱帯医学系総務班 宛
E-mail : soumu_nekken@ml.nagasaki-u.ac.jp
b) 件名:「熱帯医学研究拠点共同研究・研究集会申請書類/申請者(代表者)氏名」
c) 送信時の注意事項:
送信は,申請書に記載の本人のメールアドレスにより行ってください。
受信拒否設定を行っている場合は,a)の返信メール(soumu_nekken@ml.nagasaki-u.ac.jp)が受信できるように,事前に設定をお願いいたします。 - 4.のメール受信後,翌営業日の17時までに受領確認メールをお送りいたします。受領確認のメールが届かない場合には,4.のE-mail宛にご連絡ください。
4. 申請書提出期限
2024年1月3日(水)期限厳守
5. 採否
採否については,2024年3月末までに申請者へ通知します。
6. 報告
一般共同研究,海外拠点連携共同研究及び研究集会の報告の申請者(代表者)は,共同研究又は研究集会または人材育成・研修などの取組の報告終了後速やかに所定の様式による報告書を,長崎大学感染症研究支援企画課 熱帯医学系総務班担当 soumu_nekken@ml.nagasaki-u.ac.jp へメールで提出してください。
なお、本共同研究及び研究集会による成果は、運営協議会による評価のために成果報告会で発表していただく場合がありますので、予めご了承ください。
また,本報告書は本研究所ホームページ上でも公表しますが,一般共同研究と海外拠点連携共同研究については,一定期間の非公開を希望する場合には,申請書の所定欄にその理由を明記することで,原則として3年以内,最長5年間まで申請した期間について非公開とします。
シーズ研究発掘課題の申請者(代表者)については,上記報告書の提出は求めませんが,学術論文等で研究成果を公表する際には,必ず謝辞 (Acknowledgements) 欄等に本研究所の施設を利用した等を付記してください。(詳細は「8.謝辞」をご確認ください。)
7. 知的財産権の取扱い
本共同研究又は研究集会の実施により生じた知的財産権の取扱いは,長崎大学共同研究規程を準用します。
8. 謝辞
一般共同研究、海外拠点連携共同研究、シーズ研究発掘の研究成果を学術論文等で公表する際には、必ず謝辞 (Acknowledgements) 欄等に本共同研究の成果である旨又は本研究所の施設を利用した旨を付記してください。
また, 研究集会または人材育成・研修などの取組については、開催する研究集会等のポスター、プログラム集、ホームページには本経費の支援による旨を記載してください。
付記例(和文):
A.一般共同研究課題
本研究(の一部)は全国共同利用・共同研究拠点「熱帯医学研究拠点」を利用して行った。(※2024-Ippan-1,2024-Ippan-2,・・)
あるいは
本研究(の一部)は全国共同利用・共同研究拠点「熱帯医学研究拠点」の支援により行った。(※2024-Ippan-1,2024-Ippan-2,・・)
B.海外拠点連携共同研究課題
本研究(の一部)は全国共同利用・共同研究拠点「熱帯医学研究拠点」を利用して行った。(※2024-Kyoten-1,2024-Kyoten-2,・・)
あるいは
本研究(の一部)は全国共同利用・共同研究拠点「熱帯医学研究拠点」の支援により行った。(※2024-Kyoten-1,2024-Kyoten-2,・・)
C.シーズ研究発掘課題
本研究(の一部)は全国共同利用・共同研究拠点「熱帯医学研究拠点」の支援により行った。(※2024- Seeds-1,2024- Seeds-2,・・)
D.研究集会または人材育成・研修などの取組
本研究集会または人材育成・研修などの取組は全国共同利用・共同研究拠点「熱帯医学研究拠点」の支援により行った。(※2024-Shukai -1, 2024-Shukai -2, ・・)
付記例(英文):
A.一般共同研究課題
This work was partly conducted at the Joint Usage / Research Center on Tropical Disease, Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University (※2024-Ippan-1, 2024-Ippan-2,・・).
あるいは
This work was supported by the Joint Usage / Research Center on Tropical Disease, Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University (※2024-Ippan-1, 2024-Ippan-2,・・).
B.海外拠点連携共同研究課題
This work was partly conducted at the Joint Usage / Research Center on Tropical Disease, Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University (※2024-Kyoten-1, 2024-Kyoten-2,・・).
あるいは
This work was supported by the Joint Usage / Research Center on Tropical Disease, Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University (※2024-Kyoten-1, 2024-Kyoten-2,・・).
C.シーズ研究発掘課題
This work was supported by the Joint Usage / Research Center on Tropical Disease, Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University (※2024-Seeds-1, 2024-Seeds-2,・・).
D.研究集会または人材育成・研修などの取組
This workshop was supported by the Joint Usage / Research Center on Tropical Disease, Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University (※2024-Shukai-1, 2024-Shukai -2,・・).
なお、成果についてはメール等でご連絡いただくとともに、別刷(PDF可)1部又はポスター1部(研究集会の場合)を長崎大学感染症研究支援企画課 熱帯医学系総務班担当 soumu_nekken@ml.nagasaki-u.ac.jp へ提出してください。
提出いただいた報告書,発表論文は研究所発行の活動報告書,年報,熱帯医学研究所ホームページ等に掲載するほか,特に顕著な成果についてはマスメディア等での広報を行う予定です。マスメディア等の広報を行う際には,事前に情報公開の可否について照会を行ったうえで調整させていただきます。他にも,掲載に支障がある場合には調整をさせていただきますのでご相談ください。