長崎大学病院 感染症内科

診療科としての歴史は、1967年6月16日に長崎大学医学部附属病院に熱帯医学研究所内科(熱研内科)として増設された20床に始まる。現在は、臨床感染症学分野が、熱研における唯一の臨床教室として、長崎大学病院国際医療センター1階の一般内科病床および結核病床をベースに、2018年度からは総合診療科と連携・協力しながら診療活動を行っている。

スタッフ

教 授
有吉紅也
教 授
森本浩之輔(呼吸器ワクチン疫学分野)
教 授
古本朗嗣(感染症医療人育成センター)
講 師
山梨啓友(病棟医長・総合診療科兼務)
助 教
高橋健介(高度救命救急センター 救急国際支援室)
助 教
泉田真生(ロンドン大学衛生熱帯医学大学院ガンビア拠点 留学中)
助 教
山内桃子(医局長・熱帯医学教育室)
助 教
赤羽目翔悟(副病棟医長・油症ダイオキシン研究診療センター)
助 手
杉本尊史(国境を越えた地域医療支援機構)
助 手
清水真澄(外来医長)
助 手
増田真吾
助 手
池田恵理子
事務補佐員
中橋桃子
事務補佐員
犬塚貴子(国境を越えた地域医療支援機構)

熱研内科は、さらに感染症内科として、積極的に感染症のコンサルタント業務を行っており、ほとんどすべての診療科から年間700症例を超える発熱患者の紹介がある。週2回の外来では、一般感染症やHIV専門外来に加えて、海外渡航者のための旅行外来も実施しており、オルファンドラッグである各種熱帯感染症治療薬の供給も行っている。
教育面においては、医学部生のベッドサイド実習と各種臨床講義および大学院生の研究指導を行っている。卒後臨床研修においては、初期研修医を随時受け入れており、また、内科専攻医においては、長崎大学内科専門研修プログラムの一環として、内科領域全般にわたる多様な医療課題に柔軟に対応し、加えて国際医療協力を推進できる総合内科医・感染症専門医の育成を目指している。Chris Smith教授による英語による臨床カンファレンスも定期的に開催している。さらに、熱帯医学への知見を深めるためフィリピンサンラザロ病院、ベトナムバクマイ病院感染症病棟、英国MRCガンビア研究所附属病院と連携し、臨床医を中~長期派遣して熱帯地での感染症症例の実地経験を蓄積している。以上のように、国際的に活躍できる臨床医を育成・支援することを熱研内科の使命としている。