ウイルス学分野

私達はウイルス学研究を通して、国際公衆衛生の改善に貢献したいと考えております。
ベトナムとケニアに拠点を持つ強みを生かして、フィールドにおける問題点を分子レベルのアプローチで理解し、解決することを目指します。

スタッフ

(兼)教授
森田公一(感染症出島特区)
准教授
高松由基
客員研究員
ミャ ミャッ ヌグェ トン(熱帯性ウイルス医薬品開発)(島根大学)
助教(有期)
鍋島武
助教(有期)
フー シャンファン
客員教授
早坂大輔(山口大学)
客員教授
岡本健太(ウプサラ大学)
客員研究員
久保亨
客員研究員
吉川亮
客員研究員
内田玲麻
技能補佐員
藏重智美
技能補佐員
城臺和美
事務補佐員
坪田芽久美
大学院生(博士)
シュー チィァン
大学院生(博士)
サイニャヲン ダールニー
大学院生(博士)
カパンジ カセンガ メルベイユ
大学院生(博士)
大城亮作
大学院生(博士・インターン)
マリーン ムモ
大学院生(修士)
フラエンケル カルセナ ステファニア
大学院生(修士)
篠﨑理莉子
学部学生
松岡明里
学部学生
尾迫広務

研究活動

[ 国内研究 ]

高病原性ウイルスの複製機構・病原性発現機序の解明

  • フィールド検体から得られた高病原性ウイルスの性状解析を行い、ウイルスの複製を制御する分子機構の解明を目指す。またウイルスの病原性について、小動物モデルを用いて評価します。
  • PCR法やLAMP法、LC/MS法、イムノクロマト法など高病原性ウイルスの新規診断法開発を行っております。
  • 出血熱ウイルスやアルボウイルスに関する基礎・応用研究を行っております。アジア・アフリカにおいて分離されたデングウイルスや日本脳炎ウイルス、チクングニヤウイルス、新型コロナウイルス、重症熱性血小板減少症候群ウイルス等の分子疫学的解析、複製機構解析、病原性解析を行っております。

高病原性ウイルスの細胞内動態

  • 高病原性ウイルスを用いたライブセルイメージングシステムおよびタンパク質発現系を用いた非感染性ライブセルイメージングシステムを構築し、ウイルスの細胞内動態を解明します。
  • またウイルスタンパク質複合体の微細構造を、高解像度顕微鏡を用いて解明することを目指します。

ウイルスー宿主間相互作用の分子機構

  • ライブセルイメージング顕微鏡・電子顕微鏡などを用いて、時空間的なウイルスー宿主間相互作用の解明を目指します。
  • 複製や病原性を制御するウイルス・宿主因子について、細胞レベル・個体レベルで評価し、予防・治療薬開発に貢献することを目指します。
  • ウイルス因子、宿主因子に加え、環境因子にも着目し、ウイルス感染症の流行をグローバルな視点で評価するシステムの構築を目指します。

[ 国際研究 ]

熱帯・新興ウイルス感染症の資料収集および研究に関するWHO協力センターとして

1993年11月23日以降「熱帯性及び新興感染症ウイルスのレファレンス及び研究のためのWHO協力センター」として認定を受け、ベトナム、フィリピンなど多数の開発途上国から研修生を受け入れ、WHO短期コンサルタントとして専門家をWHOの活動に派遣しております。2020年3月からは新型コロナウイルスのWHO Reference Centerとしても活動しております。

熱研海外研究拠点との共同研究

ベトナム研究拠点における活動

  • 重点的な研究課題として現地で重要な感染症(デング熱、下痢症インフルエンザ、薬剤耐性菌、小児重症呼吸器感染症、人獣共通感染症(コウモリ由来感染症)、新型コロナウイルス感染症)に対する対抗策の構築を目指し、診断法・治療法の構築や疫学調査を行っております。
  • 幅広い人材育成活動を目指し、各種研修プログラムやアウトリーチ活動を進めている。ベトナム拠点におけるウイルス研究活動にご興味をお持ちの方は、当研究室(髙松)またはベトナム拠点長(長谷部教授)にご相談下さい。

ケニア研究拠点における活動

  • 顧みられない熱帯病(NTDs)に対する施策として診断法の構築と連絡網・監視網の整備を進めております。
  • アジア・アフリカ学術基盤として、グローバルヘルスの改善・向上を目指した研究活動を推進しております。熱帯医学・グローバルヘルス研究科、医歯薬学総合研究科とも連携し、ケニアからの研究者の留学を支援すると共に、学生を中心とした人材交流を進めております。
  • ケニア拠点におけるウイルス研究活動にご興味をお持ちの方は、当研究室(髙松)またはケニア拠点(井上教授)にご相談下さい。

最近の主な業績

  1. Pandey et al. Lancet Infect Dis 2023;23(1).
  2. Takamatsu et al. J Virol 2022;96(17).
  3. Fujita-Fujiharu et al. Nat Commun 2022;13(1):1191.
  4. Takamatsu et al. J Virol 2020;94(9).
  5. Takamatsu et al. mBio 2020;11(1).

業績一覧