感染ゲノム学分野
我が国のワクチン開発・生産体制強化戦略に基づき、日本医療研究開発機構(AMED)内に設置された先進的研究開発戦略センター(SCARDA)のもと、ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業が開始され、本学は、国産ワクチン等の実現に向けた世界トップレベル研究開発拠点に「熱帯地域における感染症への対応」、「高度病原体に対するワクチン開発」、「人工知能(AI)を用いたワクチン開発」の3点に焦点をあて、ワクチン開発拠点の一つとして採択された。
スタッフ
- 教 授
- Kaidre Bendjama
- 准教授
- Sebastian Kjell-Ove Kapell
- 助教(有期)
- Anja Mösch
- 研究支援員
- 橋本恵利子
研究活動
AIを用いた感染症に対するワクチン開発は、本学にとって新たな取り組みであり、NEC傘下のノルウェー企業 NEC OncoImmunity AS(NOI)社と連携した研究開発に取り組むべく、本分野が新設された。NOIのチーフ・サイエンス・オフィサーであるTrevor Clancy教授のもとに、NOIのシニア・バイオインフォマティシャンであるSebastian Kapell氏が准教授として加わり、ワクチンインフォマティクスを主題とした研究開発分野の発展に努め、AIと計算生物学の最先端技術を本学のワクチン開発プログラムに取り入れることを目標に掲げる。さらにNEC欧州研究所からAnja Mösch助教が加わり、この研究は学術的機関とバイオテクノロジー産業を横断する国際色豊かな共同事業となる。
本分野が、我が国のみならず、世界のAIによる感染症ワクチン研究拠点として発展し、世界から人材が集まり、ワクチン開発の100日ミッションに資する拠点として活動できるようにすることが目標である。