国際保健学分野
前身を熱帯感染症研究センターに持つ。「博物館・資料館」としての機能と研究センターとしての機能を担っていたなかから、国際保健学分野は、研究機能を引き継ぐと同時に、社会貢献を行っていくことを、その使命として定めた。
スタッフ
- 准教授
- 伊東啓
- 助教
- 有馬弘晃
- 客員教授
- 菅波茂
- 客員教授
- 清田明宏
- 客員教授
- 吉村仁
- 客員教授
- 和田崇之
- 客員教授
- 横倉義武
- 客員教授
- 宮城島一明
- 客員准教授
- ウビドゥル ハク
- 客員准教授
- 山道真人
- 客員准教授
- 江口克之
- 客員研究員
- 角泰人
- 客員研究員
- 蔡国喜
- 客員研究員
- 秦亮
- 客員研究員
- 高橋宗康
- 客員研究員
- 吉田志緒美
- 客員研究員
- 藤井仁人
- 客員研究員
- 山本香織
- 客員研究員
- 岡田和也
- 客員研究員
- スウェタ コイララ
- 客員研究員
- アキンティジェ シンバ カリオペ
- 協力研究員
- 吉田正徳
- 協力研究員
- 小高充弘
- 事務補佐員
- 前田香代
- 大学院生
- 高山義浩
- 大学院生
- 猪股晋作
- 大学院生
- シャーリー ビクトリア シンプソン
- 大学院生
- 河内宜之
- 大学院生
- カンバレ マセ ポール
研究活動
研究としては、1)「生態系と感染症」研究ユニット、2)「環境や気候変動と感染症」研究ユニット、3)「感染症の再構築」研究ユニット、4)「歴史感染症学」研究ユニットに分かれる。研究ユニットを貫く共通概念を、「空間軸」と「時間軸」に置く。空間と時間の広がりのなかで、感染症流行の様相を考え、その多様性を理解する。微生物の遺伝的多様性を、適応・進化といった側面から理解することを目指す研究である。
感染症は生物(微生物)と生物(宿主)の相互作用がもたらす生物学的現象である。相互作用は宿主としてのヒトの文化や社会制度に大きく影響される。そうした相互作用を紐解いていくような研究と言えるかもしれない。具体的には、生態学的フィールド調査、分子進化学、分子疫学、古代DNAの検出、計算機科学を駆使して解析の糸口を探る。
社会貢献は、分野の特性から国際貢献を行うことを目指す。企業に「企業の社会的責任」があるように、学問にも社会的責任がある。その一つが、国際貢献であると考える。なかでも、災害や紛争後の人道支援、および感染症流行における国際緊急事態への対応は、当分野が取り組む大きな柱となる。
そうした取り組みを通し、「誰一人として取り残すことなく」世界の人々の健康に貢献できるとすれば、それに過ぎる喜びはない。それが当分野の最大の目的であり、社会貢献となる。