感染症疫学・動態学分野


当分野では、公衆衛生上重要な感染症の疫学的性質及び流行制御に関する研究を行っている。
スタッフ
- 教 授
- John Edmunds
- 教 授
- 有吉紅也
- 准教授
- Kaja Abbas
- 助 教
- Laura Skrip
- 助 教
- 遠藤彰
- 助 教
- Aurélia Vessière
- 助 教
- Alexis Robert
- 特任研究員
- Hyolim Kang
- 事務補佐員
- 辻田文代
- 事務補佐員
- 末永直樹
- 大学院生
- Sol Kim
- 大学院生
- Vijayalaxmi Mogasale
- 大学院生
- 朝倉 利晃
- 大学院生
- 物井 綾香
研究活動
私たちの研究には、既存及び新規ワクチンによって予防可能な疾患の疫学的研究と、それらの疾患がどのように広がるかについての数理モデルの開発が含まれる。これらのモデルは、感染症を防ぐために様々なワクチン接種戦略がどのように利用できるかをを評価すること(例として、希少疾患によるアウトブレイクへの対応としての接種プログラムや、日常的に流行する感染症に対する定期的予防接種プログラムなどである。) そして、臨床試験デザインをシュミレーションすることで、ワクチンの認可に向けた道筋を評価・策定するためにも使用されます。私たちは、『チクングニア、ニパウイルス、エムポックス、ラッサ熱、エボラウイルス病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、そしてチフス菌等』を含む様々な感染症及び病原体を研究対象としている。
教育
私たちは、『Introduction to infectious disease epidemiology and modelling』と『Vaccinology: Science and Public Health』という2つの短期コースを新たに開講した。『The infectious disease epidemiology and modelling course』では、数理モデルが感染症の動態を理解するためにどのように使用されるかを紹介し、どのような公衆衛生学的文脈においてモデルが有用となるのか、どのような研究課題に答えることができるのか、またモデルの背後にどのような仮定が置かれているのかを学ぶ。『The vaccinology course』では、ワクチンと予防接種プログラムに関する科学的な側面と、公衆衛生的な側面の両方を取り扱い、講義や対話型セッション、シンポジウムを組み合わせた学びを提供する。
これらのコースは、長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科(TMGH)とロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)が共同で運営し、長崎大学感染症研究出島特区(DIDA)のワクチン研究開発拠点(VRDC)及び、長崎大学卓越大学院プログラム(WISE)と連携している。