2025年11月12日から14日にかけて、慶應義塾大学医学部 感染症学教室より八木一馬先生、髙橋佳一先生がケニア拠点を訪問された。
本訪問は、同教室・南宮湖教授と当拠点の齊藤准教授、彦根助教が進める共同研究「ケニアにおける非結核性抗酸菌症(NTM症)の疫学的実態解明」の準備の一環である。

滞在中は、ケニア拠点の施設見学と今後の研究計画に関する打合せを実施したほか、現在当拠点で進行中の肺外結核患者前向き登録研究(Biotube研究)の現場も視察された。ムバガバディ郡病院およびケニヤッタ国立病院を訪れ、研究体制や患者登録の流れを確認いただいた。


最終日の14日にはキスムへ移動し、KEMRIキスム抗酸菌部を訪問。ケニアでNTM研究を進めているAlbert Okumu氏と意見交換を行い、今後のケニアにおけるNTM研究の展開について有意義な議論がなされた。


今回の訪問を通じ、ケニア拠点におけるNTM研究の基盤整備が大きく前進した。今後、慶應義塾大学医学部 感染症学教室との共同研究を本格的に開始していく予定である。
