KEMRIの新しいボードメンバーの議長に就任された、Dr Abdullahi Aliさん一行が2023年2月24日にケニア拠点ラボの視察に来られました。
KEMRIの新しいBoard Memberは2月17日に任命を受け、翌週2月20日より各センターの訪問を始められました。ケニア拠点の訪問前には、CPHR(Center for Public Health Research)会議室にて、各センターにおけるビジョン及び現状の課題について話し合われました。
ケニア拠点からは井上副拠点長と吉野職員が同会議に参加され、KEMRIとの共同プロジェクトにおける研究倫理申請やそのプロセスにおける課題について言及致しました。
CMR(Center for Microbiology Research)のトップであるDr Biiからは、現在構想中である新しいCMRビルディングについての進捗と、現在のオフィスの課題(建物の老朽化やアスベスト使用の問題等)及び、各スタッフの雇用についての話が行われました。
その後、ケニア拠点ラボ及びP3ラボの視察に来られました。各機器がすべて使用可能な状態かつ不具合の無い状態に整備されていること、長崎大学とKEMRI各センターにて幅広く研究活動が行なわれている点や、JICA第三国研修やP3トレーニング等の人材育成にも貢献している点について、高く評価をいただきました。
ケニア拠点ラボについては狭小なスペースの中、高価な機器が整備されたことについても評価されると共に、長崎大学・KEMRIそうほうにとっても大変貴重な資産であることから、安全な機器管理や今後のマネージメントについても深く話し合われました。