長崎大学病院研修医・大学院生、ケニアで結核研究に取り組む

長崎大学病院研修医・大学院生、ケニアで結核研究に取り組む

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20266年1月19日~20日まで、長崎大学病院研修医・大学院生の高泉先生、ならびに長崎大学病院総合感染症内科の島田先生がケニア拠点を訪問し、現在ケニア拠点 齊藤准教授、彦根助教が実施する結核研究に参加し現地活動を見学した。

ケニア拠点発、地球規模保健研究

本研究は、齊藤准教授を代表とするケニア拠点が実施する、結核診断・治療評価に関する臨床研究である。

今回の訪問では、Rhodes Chest Clinic、Mbagadhi County Hospital、Kenyatta National Hospitalにおいて、患者登録、検体採取、PATHFAST TB-LAM Ag測定の実施方法について、現地で詳細な確認を行った。

Rhodes Chest Clinicにて右から高泉先生、研究スタッフ、島田先生

研修と研究を両立する若手医師

高泉先生は、研修医1年目から大学院に進学し、多忙な臨床研修と並行して研究を継続している。
本研究では、結核患者における全自動LAM測定装置の臨床的有用性を評価している。
その成果として、本研究のプロトコール論文を第一著者として発表した。

Takaizumi Y, et al.Evaluating the PATHFAST TB LAM Ag assay as a treatment monitoring tool for pulmonary tuberculosis: protocol for a prospective longitudinal study in Nairobi, Kenya.
BMJ Open, 2026.

研究検査技師とPATHFAST 検査を実施(高泉先生)

次のステップは「ケニアで研究に集中」

来年度は医師研修を一時中断し、大学院研究に専念する予定である。
数か月間ケニアに滞在し、彦根助教の直接指導のもと、本研究を本格的に実施する。

アフリカの臨床現場で研究を進める若手臨床医のモデルケース

ケニア拠点臨床研究グループでは、アフリカで臨床研究を実施できる若手臨床医の育成に力を入れている。
若手医師がアフリカで早期に臨床研究を実施し、大学院で学位を取得。その後に専門医資格を取得し、再び海外のフィールドに戻って研究を行う――
このようなキャリアパスを一つの選択肢として提示している。

高泉先生は、このコースを実践するモデルケースである。

ケニア拠点にて齊藤准教授と写真

本研究は、AMED「地球規模保健課題解決推進のための研究事業」(研究代表者:齊藤准教授  24jk0110031h0001)の支援を受けて実施されている。