活動報告

2026年7月
7月17日(金)、18日(土)に、第1回領域総会を開催しました。すべての計画研究班が参加し、5年間の研究のキックオフとなるべく、17日はHarvard大のAndrew Gordon先生の講演「日本震災アーカイブ(JDA)の可能性と教訓」と各研究班による研究計画の発表(ポスター)、18日は計画研究班内の打ち合わせと長崎大学副学長西田教行先生による講演「学術変革領域A「感染症人間学」への期待」を行いました。17日の夜は懇親会も行い、研究班間の交流を深めることができました。
キーワード:領域総会 / 計画班共同 / Gordon氏 / 西田先生
計画研究A01 / 廣川和花; 計画研究A02 / 美馬達哉; 計画研究A03 / 三浦麻子; 計画研究B01 / 浜田明範; 計画研究B02 / 西真如; 計画研究B03 / 加賀谷渉; 計画研究C01 / 市川智生; 計画研究C02 / 小田なら; 計画研究C03 / 竹内昌平
計画研究班B01では、東京大学文化人類学コースとの共催で、7月14日に東京大学駒場キャンパスにて、ブラジリア大学のデボラ・ジニス教授による特別講演会「いまもなお:終息の宣言後に残されるもの」を実施しました。ジニス教授から、ジカ熱の終息の後の母子の生活について、多様なメディアを用いた講演がなされた後、人類学的な実践のあり方等について活発な議論が行われました。(20名)
キーワード:国際共同 / 計画班共同 / 国際講演会 / Debora Diniz氏
計画研究B01 / 浜田明範
2026年6月
計画研究B01では、若手研究者支援事業の一環として、片山桃子さんを、6月27日から30日にかけて韓国・延世大学校医科大学で開催された国際会議「2026 International Conference on Medical Humanities and Medical Anthropology - Medical Humanities in the Era of Artificial Intelligence: Technology, Medicine, and Death」に派遣しました。 片山さんは、「"Is It Me or the Anorexia?": Navigating Agency and Recovery in Japanese Psychosomatic Medicine」というタイトルで研究発表を行ったほか、韓国医療人類学会会長であり、徳成女子大学のクワンウク・キム先生をはじめとする研究者と交流し、医療人類学および感染症の人類学に関する意見交換を行いました。
キーワード:若手支援 / 国際共同
計画研究B01 / 片山桃子(浜田明範)
計画研究A02班は、立命館大学生存学研究所との共催で、6月19日に京都市内の立命館大学 朱雀キャンパスでEmily Mendenhall ジョージタウン大学教授(医療人類学)の国際講演会を開催しました。研究計画B1班開催の東京大学における講演会の後に開かれたもので、Mendenhall教授は、患者の知識や経験を尊重し、医療・福祉・生活支援を統合した多職種連携を進めることが、Long COVIDと共生する新たな医療モデルの構築につながると話しました。講演後、指定討論者らとの活発な意見交換が行われ、Long COVIDと線維筋痛症は「見えない病」として、多層的な不可視性や患者の語りの正当性が議論されました。また、回復は生活の再構築と捉えられ、ペース調整(pacing)や患者コミュニティ、孤独への支援の重要性が確認されました。
キーワード:国際共同 / 計画班共同 / 国際講演会 / Long COVID / Emily Mendenhall氏
計画研究A02 / 美馬達哉; 計画研究B01 / 浜田明範
計画研究B01では、学術変革領域(B)「感染症の人間学」(総括班)(23H03792)との共催で、6月14日に東京大学駒場キャンパスにて国際ワークショップを実施しました。今回のワークショップでは、アメリカ合衆国のGeorgetown UniversityからEmily Mendenhall教授を招聘し、同氏が2022年に出版したUnmasked: COVID, Community, and the Case of Okobojiについて講演が行われ、その後、当時の状況やその後の展開について、活発な議論が行われました。(16名)
キーワード:国際共同 / 計画班共同 / 国際ワークショップ / Emily Mendenhall氏
計画研究B01 / 浜田明範
計画研究A02班は6月8日、京都市内で対面およびZOOMによる顔合わせを行い、今後の研究計画等について話し合いました。研究代表者、分担研究者7人、B01班の研究者(オブザーバー参加)、研究員4人が参加。班内では、COVID-19関連資料の散逸を防ぐため、行政資料や保健所資料の収集、情報公開請求や関係者インタビューによるアーカイブ化の重要性が共有されました。今後の運営方針として、情報共有にはSlack等の利用を検討し、定例ミーティングや読書会、研究発表会の開催を進めることが確認されました。班の研究ウェブサイトの整備やアーカイブとの連携、講演会等のイベント開催、海外出張支援についても共有されました。
キーワード:顔合わせ / 運営方針 / 計画班共同
計画研究A02 / 美馬達哉; 計画研究B01
2026年5月
5月15日に計画研究C03に所属する竹内昌平・飯島渉・田川太一、計画研究C01に所属する市川智生が長崎県波佐見町を訪問し、今後の調査に関する依頼と打ち合わせを行った。(10名)
キーワード:地域研究 / 計画班共同
計画研究C03 / 竹内昌平;計画研究C01 / 市川智生
2026年4月
計画研究B01に所属する浜田明範が韓国の延世大学校で2026年4月10日から12日にかけて行われた国際会議 "Pandemic Pedagogies: Lessons from Global Disruption" に参加し、 'Collaborative Research as a Forced Experiment' というタイトルで、学際的な共同研究の運営から学んだことについて発表を行いました。この国際会議では、韓国、ドイツ、南アフリカ、D. R. コンゴを始めとする世界各地から主に文化人類学者と医療系の研究者が集まり、COVID-19のパンデミックやエボラ熱のアウトブレイクの経験と、それらについての今後の研究の可能性と課題について活発な議論がなされました。
キーワード:国際共同
計画研究B01 / 浜田明範