見市文香の研究内容
1)赤痢アメーバの含硫脂質代謝の研究
赤痢アメーバの硫酸代謝が、含硫脂質代謝に特化したユニークで必須代謝経路であることを報告してきました(Mi-ichi, et al, Int J Mol Sci, 2019)。コレステロール硫酸はシスト形成に(Mi-ichi, et al, PNAS, 2015)、fatty alcohol disulfateは原虫増殖(アメーバ赤痢の症状の原因)に必須です(Mi-ichi, et al, Mol Microbiol, 2017)。

2)赤痢アメーバのシスト形成分子機構の研究
赤痢アメーバはヒトの大腸に寄生し、アメーバ赤痢を引き起こす寄生原虫です。シスト形成は原虫の伝播・生存に関わる重要な生物機構であり、現在我々は、シスト形成制御機構の全容解明を目指して研究を進めています。
