熱帯医学研究所
国際連携研究戦略本部
熱帯医学・グローバルヘルス研究科
フィラリア NTD 室
ディレクター 一盛和世
〒852-8523
長崎県長崎市坂本1-12-4
長崎大学 熱帯医学研究所
(095)819-8589
フィラリア NTD 室紹介
長崎大学熱帯医学研究所フィラリア NTD 室 (LF-NTD Unit) 開設
現在、熱帯病の多くはその根絶、制圧に向けて対策が進められています。特にリンパ系フィラリア症(LF)はWHOの率いる世界制圧プログラムのもと、蔓延国政府、ドナー、NGO、製薬会社、大学・研究機関らによるグローバルレベルでの産官民学連携パートナーシップによって、人類の一大事業として、着実に制圧目標へと歩みを進めています。
日本にもかつてLFが蔓延していた時代ありましたが、1970年代に根絶することに成功しました。このような経験を持つ日本には、地球人としてグローバルな視野を
持てる人材を育成し、世界と恊働して制圧プログラムに貢献していくことが求められています。この目的を達成するための拠点として当室を開設致します。
ミッション〜世界と日本をつなぐ〜
1.世界の熱帯病対策支援への道作り
LF根絶の成功例を自らの力で勝ち取った日本がグローバルレベルでのパートナーシップに積極的に参加し、世界制圧プログラムへ適切な支援を、目標が達成されるその日まで継続していくことは極めて重要です。そのような支援を効率的かつ効果的に行っていくためには、日本国内外におけるネットワークを強化することが不可欠です。
熱帯病対策という国を超え地球規模で進められる疾病制圧事業に関する知識と経験をひろく次世代に伝えること、そのために制圧事業を記録として後世に残していくこと。
2.熱帯病分野で活躍する日本人育成
日本がこれからさらに国際社会においてその役割を発揮していくためには、地球規模の偉業に積極的に貢献していく人材を育成することが重要です。
また、地球温暖化やグローバル化が進むに従い、今後熱帯病の分布状況が変化する可能性は否めません。そのため、包括的な疾病対策の構築およびマネージメントプロセスに熟知した人材が求められます。そのような人材は熱帯病対策のみならず、様々な分野において優れたリーダーシップを発揮できると期待されます。
スタッフ
ディレクター
一盛 和世 | 長崎大学・客員教授 James Cook University・プロフェッショナルリサーチフェロー 元WHO・世界フィラリア症制圧計画統括責任者 |
kazuyoichimori@nagasaki-u.ac.jp |
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事務補佐員
馬場由妃子 | yukiko.baba@nagasaki-u.ac.jp |
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所在地
長崎県長崎市坂本1−12−4
長崎大学 熱帯医学研究所
フィラリア NTD 室
(095)819-8589