熱帯医学研究所
国際連携研究戦略本部
熱帯医学・グローバルヘルス研究科
フィラリア NTD 室
ディレクター 一盛和世
〒852-8523
長崎県長崎市坂本1-12-4
長崎大学 熱帯医学研究所
(095)819-8589
主な活動
現在、顧みられない熱帯病 Neglected Tropical Diseases (NTD) の制圧に向けた対策が進められている。特にリンパ系フィラリア症(LF)はWHOの率いる世界制圧プログラムのもと、グローバルレベルでのパートナーシップによって、2020年までの制圧という目標へ向け着実に前進している。
本研究室では、LF/NTDおよびLF/NTD対策の資料、情報、文献等を管理分析し、データウェアハウスを構築する。次いで巨大な公衆衛生プログラムの成功例と言える世界LF制圧計画(Global Programme to Eliminate Lymphatic Filariasis:GPELF)を記録し、その活動を通して同プログラムを支持し、世界の熱帯病対策に貢献する。またGPELFに代表されるような地球規模の熱帯病対策の動向を広く知らせることで、日本国内における人材育成につなげ、この分野で日本からの世界への貢献をサポートすることを目的とする。
2016年度活動報告
2014-2015年度活動報告
1.情報データの収集および管理
・LF/NTDに関する情報およびデータを世界中から収集管理
・熱帯病対策に関する国内外会議、ミッションへの参加貢献
2.国内外ネットワークの構築
・ネットワーク構築、運営
・パートナーシップへの日本の参加促進
3.日本国内向け情報発信、啓蒙活動
・熱帯病対策に関する講演、集会、メディア
・一般市民に向けた情報の発信、資料の展示
4.熱帯病分野で活躍する日本人育成
・大学生や専門家向けの講義、アドバイス
・関連資料、教材の作成
5."PacELF endgame project"(太平洋諸国におけるリンパ系フィラリア症制圧計画)
・James Cook University との共同研究
・Data catalogue, Case studies, PacELF Way U book