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AMED プレスリリース

細胞環境構築学分野・宮崎助教の研究課題がAMED「新興・再興感染症研究基盤創生事業(多分野融合研究領域)」に採択されました。

本事業は、国内外の大学・研究機関や海外研究拠点をつなぐ研究ネットワークを構築し、海外研究拠点での共同研究の展開を推進するとともに、研究領域を超えた多様な視点からの斬新な着想に基づく革新的な感染症研究を推進します。臨床医学、生物学、薬学、獣医学、工学、数学、情報科学、計算科学、AI、応用物理学、化学、地理学、経済学等との多分野融合を促し、欧米等で先進的な研究を進める海外研究者との連携や最新の測定・解析技術を活用した研究によるブレイクスルーの創出を目指します。

宮崎助教らの研究グループは、マラリア流行地であるケニアの病院から収集した患者血清および臨床分離株を用いて、日本側研究室において熱帯熱マラリア原虫の病原性・伝播能の分子生物学・免疫学的解析を行います。本研究を通して、熱帯熱マラリア原虫がヒトと蚊というふたつの宿主に巧みに寄生する分子機構の理解を深め、本研究で同定した原虫・ヒト分子をターゲットとした病原性・伝播阻害薬の臨床開発研究へと展開することで社会実装することを目指します。

【研究概要】
課 題 名:マラリア患者由来臨床サンプルを起点とした熱帯熱マラリア原虫の病原性・蚊への伝播能を決定するメカニズムの理解
研究代表者:宮崎真也(長崎大学)
研究分担者:加賀谷渉(大阪公立大学), 宮崎幸子(長崎大学), 今井孝(埼玉医科大学)
海外の研究協力者:Chris J Janse, Blandine Franke-Fayard (ライデン大学)、薄井美帆(ユニフォームドサービス大学)
研究開発期間(予定):令和4年5月中旬~令和7年3月31日

 


研究代表者の宮崎助教

 

また、本研究プロジェクトに従事してくださる博士研究員を募集しています。基礎的な分子生物学、寄生虫学の研究経験があることが望ましいですが、必須ではありません。熱意ある方の異分野からの募集も歓迎いたします。もし少しでも興味があられる方がおられましたら、研究内容・雇用の詳細について説明させていただきますのでご連絡いただけたら幸いです。

連絡先
長崎大学 熱帯医学研究所 細胞環境構築学分野
宮崎真也: smiyazaki@nagasaki-u.ac.jp

<参考>AMED webサイト
https://www.amed.go.jp/koubo/15/01/1501C_00045.html