熱帯医学ミュージアム

当館は熱帯病に関する概説パネルを初めとして、寄生虫、細菌、ウイルス、病原媒介昆虫、危険動物などの標本、映像資料、書籍、医学史上貴重な資料等を展示・保存している。また、視聴覚コーナーでは、80インチの大画面で、吸血中の蚊の様子などを見ることができる。蚊の分類と雌雄の分別ができるコーナーも新設し、より幅広い年齢層の熱帯感染症に対する興味喚起と理解醸成を目指している。

スタッフ

教授
奥村順子
技術職員
荒木一生
技能補佐員
大淵美里
技能補佐員
谷山沙也加

令和元年度における当室の主な活動は以下の3つに大別される。

  • 博物館管理運営:熱帯地域で頻繁に興る疾病に関する約100枚の概説パネル、顕微鏡病態映像、モニターの動画、病原体媒介動物の標本や模型、高度安全実験(BSL-4)施設の模型、BSL-4防護服などを展示し、見学者に対して解説している。
    主な対象者を中高生としたサマースクールの企画運営を担当するとともに、小学生高学年の見学者らにも理解できるよう、BSL-3防護服、蚊帳、蚊の着ぐるみ、蚊の観察コーナーなどを増設し、より幅広い年齢層をターゲットとして熱帯医学への興味喚起と理解醸成に努めている。
    日本国内のみならず、海外からの来場者も多いため、従来の英語版のパネル解説に加え、中国語版解説もタブレットに導入し多言語対応に努めている。
    他機関の開催するイベントにも積極に協力しており、日本科学未来館において開催された「ぶ~ん蚊祭」(令和元年6月29日‒30日開催)に当館の展示物を貸し出すとともに、現場に赴き蚊の生態等について解説を提供した。2日間の入場者は3000名を超えた。
  • IT(Information Technology)環境 維持・管理:サーバ及びネットワーク機器などの更新を伴うIT環境を強化し、高度なセキュリティ維持に努めている。
    また、熱帯医学研究所の研究者などから要請される多様なニーズに対応したIT機器の貸し出し体制などの環境整備を図っている。
    令和元年度には、熱帯医学研究所ホームページのリニューアルを行い,その後の情報更新を含む維持管理を行っている。
  • 研究部門:ラオス人民共和国とギニア共和国を調査フィールドとして、感染症、健康希求行動、栄養など種々の疫学情報を入手し、分野横断的に小児の健康に及ぼす要因を明らかにする研究を実施している。併せて,海外のBSL-4実験施設に関する情報収集を行うなど、長崎大学感染症共同研究拠点の安全管理に関わっている。

   ◎熱帯医学ミュージアム開館時間   平日9時~17時(土日祝日休館)

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   ※館内のパネルは全て日本語表記ですが、タブレット端末による英語及び中国語での閲覧が可能ですので
   ご希望の方にはお貸出しします。

最近の主な業績

  1. Okumura et al. J Intl Health 2019;34(1):35-43.
  2. Delamou et al. Lancet Glob Health 2017;5(4):e448-e457.
  3. Camara et al. Trans R Soc Trop Med Hyg 2017;111:22-29.
  4. Delamou et al. BMJ Global Health 2017;2:e000202.
  5. Delamou et al. Afr J Reprod Health 2017;21(1):104-113.

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