「顧みられない熱帯病(NTD)」対策に資する多重感染症の一括診断法の開発プロジェクト

アフリカの多くの人々は、感染症にたびたび罹患し、しかも、有効かつ容易な診断法が無いことから、適切な治療を受けることができないことが多くあります。それらの多くは先進国では問題とならない感染症であり「顧みられない熱帯病(NTD)」と称されます。その対策の要となるはずである実態把握は、遅々として進んでいません。このプロジェクトでは、multiplexという比較的新しい技術を用いて、これまで不明であった熱帯病流行の状況の把握が可能な技術を開発することを目標としています。この技術を現場に適用することにより、多くのアフリカ諸国の感染症対策の問題を解決する糸口を見つけることができることだけではなく、アフリカにおける「顧みられない熱帯病(NTD)」の実態把握に関する国際標準となり、対策が効率的に進むようになる事を目指しています。

顧みられない熱帯病(NTD)とはNeglected Tropical Diseases

 顧みられない熱帯病とは熱帯地域、貧困層を中心に蔓延している寄生虫、細菌感染症のことで、世界中で10億人以上が貧しい生活を余儀なくされ、健康な数百人以上が生活を脅かされています。

新着情報 News

 
 
2011.09.01
本プロジェクトの後継事業が平成23年度科学技術戦略推進費に採択されました。(途上国におけるイノベーションを促進する国際協力の戦略的推進)
 
 
2011.08.01
  ホームページがオープンしました。
 
 
 
 
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