医学研究のための倫理に関する国際研修コース2017

報告

平成29年5月22日(月)~24日(水)の3日間、長崎大学熱帯医学研究所主催、アジア太平洋地区倫理委員会連絡会議(FERCAP)、Strategic Initiative for Developing Capacity in Ethical Review (SIDCER)の共催により、医学研究のための倫理に関する国際研修コースを開催しました。16回目を迎える今回は日本をはじめ、タイ、フィリピン、ルワンダ、コンゴ、ナイジェリア、モンゴル、ベトナム、イラン、スリランカなど10か国から36名が参加しました。

研修では、各テーマについての入門的な講義を聞いたうえで、関連するケースについてクループ討論し、倫理的問題を分析する力を養い、研究倫理についての基本的な考え方を学ぶと同時に、近年の研究倫理に関する国内外における議論を把握することを目的としています。

具体的には、研究倫理の基本原則、インフォームド・コンセント、リスク・ベネフィット評価、既存資料の利用、国際共同研究における倫理などについて学びます。これに加えて、子どもを対象とする研究の倫理、コミュニティを対象とする研究の倫理、プラセボ対照試験の倫理、研究と治療の区別、倫理審査委員会の構

成や機能等についても学ぶ機会となりました。

  • コースディレクター:Juntra Karbwang(長崎大学熱帯医学研究所)、佐々木 均(長崎大学病院薬剤部)、平山 謙二(長崎大学熱帯医学研究所)
  • 講師:Cristina Torres(FERCAP-Philippines)、Sangkae Chamnanvanakij (Phramongkutklao Hospital,The Royal Thai Army,Thailand)、Kwanchanok Yimtae(Khon Khen University)、Juntra Karbwang(長崎大学熱帯医学研究所)、平山謙二(長崎大学熱帯医学研究所)
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