12 熱帯医学研究所公開講座



 熱帯医学研究所の研究成果を市民に還元する活動の一環として,当研究所であるからこそ可能な,海外,特に熱帯地に旅行する際の必要情報入手方法,旅行中の自己の体調管理法,異常時の対策,旅先の環境の罹患リスク判断,医療事情などについて,下記の公開講座を開催した。


プログラム
タイトル 講演者
あいさつ 嶋田 雅曉
熱帯病資料情報センター・教授
東南アジアにおける蚊で媒介されるウイルス病
−日本脳炎とデングについて−
五十嵐 章
分子構造解析分野・教授
マラリアは発展途上国に,クリプトスポリジウム症は先進国に 神原 廣二
感染細胞修飾機構分野・教授
熱帯性寄生虫病防圧のための新しい戦略 青木 克己
寄生行動制御分野・教授
下痢起因菌の戦術から学ぶもの 一瀬 休生
病原因子機能解析分野・講師
パネルディスカッション及び質問 全講師
受講証授与 五十嵐 章
熱帯医学研究所・所長
 当日は25名の市民が参加し,熱心に聴講した。また,活発な質疑応答も繰り返され有意義な催しであった。

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