活動報告
市民公開セミナー「感染症と気候変動(1)地球温暖化と水資源問題の現在的課題」
長崎大学熱帯医学研究所ならびに医歯薬学総合研究科では、21世紀COEプログラムおよびグローバルCOEプログラムを軸に、教育・研究拠点として、アジア、アフリカの感染症問題に取り組んでいます。人間社会に感染症流行を起こす病原体のコントロールには、環境とくに生活浄水を含めた環境水の管理が重要です。ウイルス性あるいは細菌性下痢症など「生活水」を媒介する病原体の蔓延、また水系の広がりとマラリア等病原体を媒介する蚊の生息発生など、水と病原体の密接な関係は明らかです。いわゆる熱帯といわれ局地的問題であった病気が亜熱帯さらに温帯地方へ地球規模で広がる危険性をすでに警告する研究者もいます。今後、感染症あるいは病原体研究者である我々のミッションをさらにグローバルに進めるには、環境問題とくに温暖化と気候変動、世界の水資源問題に理解を深め、学際的な研究や政策開発などに積極的に関わっていく必要があると考えています。〒852-8523 長崎市坂本1丁目12番4号
長崎大学熱帯医学研究所内
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TEL : (095)819-7870






