ケニアプロジェクト拠点

NUITM-KEMRIプロジェクトは、2005年9月、熱帯医学研究と教育を現場において実践することを目的に長崎大学熱帯医学研究所とケニア中央医学研究所(KEMRI)との覚書への署名により発足した。翌年1月には、KEMRI敷地内に物理的な活動拠点が設置され、P2やP3、分子生物学的ラボ、病害動物ラボ、ビクトリア湖畔のビタ地区とインド洋側のクワレ地区の研究フィールドの設定と住民の登録とその動態を把握するシステム(Health and Demographic Surveillance System: HDSS)やマラリア伝搬蚊を定期的に収集・分析するシステム(Mosquito Surveillance System)の運用が開始され、現在に至っている。

スタッフ

教授・拠点長
金子聰
助教(有期)
森保妙子
特任研究員
宮道一千代
事務職員
齊藤幸枝(ケニア)
事務職員
石黒政枝(ケニア)
技能補佐員
下田邦子








研究活動

  1. 研究活動について
    大型研究資金による研究活動としては、黄熱病やリフトバレー熱に対する迅速診断法の開発と警戒システムの構築を目指したSATREPS事業(2012-2017)、JSTやAMEDによる顧みられない熱帯病(NTDs)に対する一括抗体価測定による広域監視網の整備に関する事業(2009-2019)を実施完了した。2020年からは、アジア・アフリカ学術基盤形成事業として、グローバルヘルスの改善・向上に資するIoT学術拠点形成に向けた研究活動を開始する。また、本拠点を基盤とした科研費の採択も順調であり、現在13件の研究が科研費により運用されている。近年、企業との共同研究(NECや田辺三菱製薬、栄研化学等)も活発化しつつある。海外の資金獲得にも拠点として取り組んでおり、Grand Challenge Canadaによる電子母子登録システムの開発研究事業を進めている。
  2. 教育活動について
    熱帯医学・グローバルヘルス研究科、医歯薬学総合研究科とも連携し、ケニアからの研究者の留学を支援すると共に、上記大学院からの学生の受け入れを実施している。
  3. 社会還元活動について
    昨年度、JICA草の根技術協力事業(スナノミ防圧事業)が採択され、事業開始に向けた準備を進めている。

最近の主な業績

  1. Takeuchi et al. PLOS Negl Trop Dis 2019;13(8):e0007572.
  2. Shah et al. Am J Trop Med Hyg 2019;101:290-293.
  3. Shah et al. Am J Trop Med Hyg 2019;100:688-690.
  4. Wandera et al. Infect Genet Evol 2018;68:231-248.
  5. Shah et al. Trop Med Health 2018;46:30.

業績一覧