新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する本研究所の活動


 本研究所は、文部科学省共同利用・共同研究拠点事業感染症研究教育拠点連合*のメンバーとして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の制圧にむけた活動および科学的に正確な情報に基づく社会啓発等を行っています。


*文部科学省共同利用・共同研究拠点事業感染症研究教育拠点連合は、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター、東京大学医科学研究所、大阪大学微生物病研究所、長崎大学熱帯医学研究所からなる感染症の克服に向けたオールジャパン体制のネットワークです。)



新型コロナウイルス

国内外の関係機関への貢献

  1. WHO reference centerとして海外のCOVID-19感染疑い検体の確定診断業務を行っています。
  2. WHO COVID-19 reference laboratory としてUniversiti Kebangsaan Malaysiaに対して、synthetic SARS-CoV-2 RNA を提供し、PCRによるCOVID-19診断法確立を支援しています。
  3. ベトナム国立衛生疫学研究所、ケニア保健省、フィリピン・サンラザロ病院にPCRによるCOVID-19診断法の技術供与をしました。
  4. 本研究所助教が新型コロナウイルス対策の疫学支援メンバーとして厚生労働省に出向しました。
  5. WHO西太平洋事務局に疫学統計専門家(研究所助教)を派遣し、活動支援を行いました(3月10日~5月9日)。
  6. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る病原体核酸検査実施機関として長崎市に登録されました。
  7. 長崎港に停泊中のクルーズ船コスタ・アトランチカ号におけるCOVID-19対策に協力し、当研究所員の派遣とCOVID-19検査を行いました。死者を出すこともなく、また、市中に感染拡大することもなく無事任務を遂行しました(4月19日~5月31日)。
  8. 長崎市・雲仙市・佐世保市の旅館ホテル組合・観光協会・市が立ち上げた「新型コロナウイルス予防対策認定実行委員会」メンバーとして「宿泊施設の新型コロナウイルス予防対策ガイドライン」を監修・作成しました。併せて研修用のビデオ教材も作成しました。
  9. 本研究所教授が世界保健機関ー国際原子力機関(WHO-IAEA)共同開催のオンラインセミナーにて3回にわたり講演しました。詳細は下記のとおりです。
    ■ 講演1:「COVID-19のRT-PCR診断」 (2020年5月22日)。
     講演動画公開サイト:https://iaea.mediasite.com/Mediasite/Play/2696b8847d1f41218302737e829601841d
    ■ 講演2:「COVID-19実験室診断のバイオセフティとバイオセキュリティについて」(2020年8月10日)。
     講演動画公開サイト:https://humanhealth.iaea.org/HHW/
    ■ 講演3:「COVID-19実験室診断におけるコンタミネーションと対策」(2020年8月28日)。
     講演動画公開サイト:https://humanhealth.iaea.org/HHW/
    ■ 講演4:「COVID-19に関するリアルタイムPCR 結果の解釈」(2020年9月17日)。
     講演動画公開サイト:https://humanhealth.iaea.org/HHW/


診断法の開発

長崎県内で臨床研究を行っていた迅速・簡便な新型コロナウイルス検出法(約10分間で検出可能)が公的医療保険の適用対象となりました。 詳細はこちら

治療法の開発

新型コロナウイルスに対する薬剤スクリーニングを行っています。

アウトリーチ活動

  1. 2020年1月29日 長崎大学病院にて、職員を対象に新型コロナウイルスに関する「臨時感染対策講習会」を開催しました。
  2. 2020年2月10日 市民公開講座「新型コロナウイルスに感染しないために 新型コロナウイルス感染症を知ろう!」を開催しました。講演動画公開サイト: https://www.ccpid.nagasaki-u.ac.jp/20200214-2/
  3. テレビ、新聞等のメディアへの情報提供を行っています。