ワークショップ2「第5回熱帯医学男女共同参画ワークショップ」
「グローバルヘルス:日本の女性・若手が世界で活躍するために II」
サイエンスを国際医療支援へ
日 時 :2018年11月10日(土) 15:35-16:55
場 所 :長崎大学 坂本キャンパス 記念講堂
プログラム
1. イントロダクション 15:35-15:40
2. 基調講演 15:40-16:10
“How can we end TB in SDG era?”
Su Myat Han, M.B., B.S , MHS
Interim head of South East and East Asia Pacific for Access Campaign
Médecins Sans Frontières (MSF)
3. パネルディスカッション 16:10-16:40
3-1 パネリストからの発言 (15分)
パネリスト1 Su Myat Han(MSF)
パネリスト2 駒木-安田加奈子(NCGM研究所研究員)
パネリスト3 金恵淑(岡山大学准教授) ※第1回日本熱帯医学会女性賞受賞者
パネリスト4 Moi Meng Ling(長崎大学熱帯医学研究所)
パネリスト5 小林富美惠(麻布大学 客員教授)
3-2 ディスカッション (15分)
4. 会場からの発言 16:40-16:50
5. 結語 16:50-16:55
狩野 繁之(一般社団法人日本熱帯医学会 理事長
国立国際医療研究センター研究所 熱帯医学・マラリア研究部 部長)
要 旨
全米オープンテニス女子シングルスで優勝した大坂なおみ選手の活躍が記憶に新しいところですが、日本の科学技術分野における女性研究者や博士課程学生の割合は主要国と比較すると未だ低い水準にあります。また、女性研究者がリーダーシップを発揮したり組織の意思決定に参画し活躍の機会を得られるようにすることが変わらず課題となっています。
一般社団法人日本熱帯医学会では、2014年より毎年熱帯医学会大会において企画シンポジウムを開催し、女性研究者の活躍・キャリアパス形成,女性や若手が世界に進出して活躍するには何が必要とされるか、などについて議論を深めてきました。本年は昨年に引き続き将来を担う若い研究者に焦点を当ててワークショップを開催し、異なる文化・背景からの経験を共有、意見交換をしていただきたいと思います。先ず、国境なき医師団(MSF)のDr. Su Myat Hanに「多剤耐性結核治療の医療現場での経験と国際的視点からの課題」についてお話を頂いた後、熱帯医学研究に携わる女性研究者たちに、改めてフィールドでの研究、直面する問題、日本の研究環境に対するリクエストや提案などについて、率直な討論をしていただき、参加学会理事他のコメンテーターを交えて,会場の皆さんと共にディスカッションを深めていく予定です。(本ワークショップは「男女共同参画学協会連絡会」が後援するシンポジウムです。多くの会員の皆様がご参加下さい。)