2006年度
第47回日本熱帯医学会 • 第21回日本国際保健医療学会
合同大会


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予定されている自由集会のリスト

 現時点で予定されている自由集会の一覧です。

FS-1

日時

10月11日(水)18:00 - 20:30

会場

第2会場

タイトル

人間を中心にしたマラリア対策〜ミャンマーJICAプロジェクトからの提言〜

企画

特定非営利活動法人災害人道医療支援会(HuMA)
国立民族学博物館

世話人

島田 靖(特定非営利活動法人災害人道医療支援会HuMA・日本医科大学多摩永山病院救命救急センター)
白川千尋(国立民族学博物館先端人類科学研究部)

内容

マラリアの感染、死亡、対策の中心に存在するのは常に人間です。「マラリアと共に暮らす人々」に視点を当てた、これからのマラリア対策の方向性を議論したいと思います。JICAによるミャンマー主要感染症プロジェクトを題材として、昆虫医科学、文化人類学、臨床医学などあらゆる視点を内包したコミュニティー中心のマラリア対策を考えます。さらにJICAプロジェクトにおける、国際機関との連携などについても議論します。


FS-2

日時

10月11日(水)18:00 - 19:30

会場

第1会場(大ホール)

タイトル

ブライアン・グリーンウッド先生を囲む会 : グリーンウッド先生、30年間のアフリカでの熱帯医学の臨床と研究を語る

企画

長崎大学 熱帯医学研究所 感染症予防治療分野
LSHTM日本人同窓会

世話人

有吉紅也・中岡大士(長崎大学 熱帯医学研究所)
石井 明・今村恭子(LSHTM日本人同窓会)

内容

ブライアン・グリーンウッド 教授はロンドン大学衛生熱帯医学校臨床熱帯医学科(LSHTM)のマンソン教授と異名を取る人物で、LSHTMマラリアセンターの局長です。このセンターでは、マラリアに関する研究プログラムや、能力開発のコーディネイトをされています。ゲイツ基金マラリア対策パートナーシップ の代表者でもあります。またマラリアの研究、プログラム実行の両分野に30年以上携わられ、世界有数のマラリア研究者です。同教授はほとんど西アフリカで生活・活動をされており、マラリア・アドバイザー・グループの議長に就任される予定です。マラリア・アドバイザー・グループ(MAG) は、ワールド・スイム・フォー・マラリア基金(WSMF)に寄せられた基金の運用に対する助言を行います。 (http://www.worldswimformalaria.com/ja/MAG.aspxより)
このグリーンウッド 教授に特別講演の前日に、アフリカでの研究生活について若い人へのメッセージを語っていただきます。


FS-3

日時

10月11日(水)18:00 - 20:30

会場

第3会場

タイトル

発展途上国の栄養問題を考えるセミナー(青年海外協力隊栄養士OB会)

企画

国際栄養ネットワーク

世話人

石川みどり(名寄市立大学 保健福祉学部栄養学科)
西田美佐(発展途上国の栄養問題を考えるセミナー)
長谷部幸子(発展途上国の栄養問題を考えるセミナー)

内容

国際協力分野において栄養・食生活改善をめざす活動の質を高めていくための情報交換、相互支援を行うためのネットワークづくりを目的として、昨年、自由集会を開催しました。今年度は、昨年の結果を報告し、そこで明らかになった課題を解決するための方法や異職種間の連携等についてより深く検討していきます。


FS-4

日時

10月11日(水)18:00 - 20:30

会場

第4会場

タイトル

医療経済的観点から見た政策・プロジェクト評価

企画

国立国際医療センター

世話人

能勢幸代(国立国際医療センター 国際医療協力局)

内容

多岐に渡る国際医療保健プロジェクトが実施される中、今後の方針や政策を決定する上で、医療経済的な考え方、特に費用対効果(cost-effectiveness)の概念が計画・評価において今後ますます重要視される。国際保健医療の実施プロジェクト及び政策の分野での、費用対効果(cost-effectiveness)を吟味し、医療経済面から政策及びプロジェクトを評価し、今後の方向性及び評価の指針について検討する。


FS-5

日時

10月11日(水)18:00 - 20:30

会場

第5会場

タイトル

HIV/AIDS 3 by 5の教訓に基づいたユニバーサルアクセスにむけた支援戦略

企画

国立国際医療センター

世話人

石田 裕(国立国際医療センター 国際医療協力局)

内容

ユニバーサルアクセスは、包括的なHIV/AIDSに対する対応の拡大のための世界的な指針を提供するために提唱された戦略である。2010年までに必要とする人々全員に対して機会を提供することを目標として、HIVの予防、治療、ケアのパッケージを開発し実施することが、2005年7月G8国の指導者達によって提唱され、WHO、UNAIDSや他の国際組織も協働の意思を表明した。このためには特に、不十分な資源や脆弱な保健システムのような障害を乗り越えるために努力を集中させなければならない。また、プログラムが長期間にわたり持続可能で公平で質が高く、幅広く保健と開発の目標の達成に貢献することを確かにするための明確な戦略を必要とする。しかし、実際は実現にむけたロードマップ、指標や資源の動員については具体的に公表されていない。我々は、ユニバーサルアクセスにむけた日本の国際支援の在り方は、3 by 5の教訓に基づいたものであるべきと考える。本集会では、この点を中心に活発な議論を期待する。


FS-6

日時

10月13日(金)13:00 − 15:30

会場

第5会場

タイトル

適正技術開発と普及におけるコラボレーション -マラリア対策を事例として-

企画

国際地域看護研究会(代表森口育子:兵庫県立大学)

世話人

近藤麻理(岡山大学 医学部保健学科)

内容

日本の企業等は、近年、殺虫剤処理蚊帳をアフリカ等マラリア流行国へ供給している。この自由集会では、マラリア対策における蚊帳の適正技術開発と、その普及に取り組む実践的活動とのコラボレーションをテーマに、参加者の皆様と一緒に議論していく場としたい。国際地域看護分野より、実際にアフリカ(ウガンダ)での蚊帳普及の活動を実践している助産師、蚊帳製品開発と普及に取り組んでいる企業からの講師、文化人類学者の視点などを交え、最新の情報と共に議論する。


FS-7

日時

10月13日(金)15:30 − 18:00

会場

第5会場

タイトル

第30回国際小児保健研究会:MDGsと小児感染症

企画

国際小児保健研究会

世話人

中野貴司(国立病院機構三重病院小児科 国際保健医療研究室)

内容

2015年までの達成を目指す「ミレニアム開発目標」(MDGs, 2000年国連採択)には、乳幼児死亡率の削減やエイズ対策など、子どもたちの健康に関する目標が含まれる。これらについて小児感染症対策の観点から、具体的な行動計画を考察する。本自由集会で話題提供を予定している内容は、「急性呼吸器感染症」「下痢症対策」「HIV/エイズと母子保健」「予防接種戦略」「MDGsが目指す子どもたちの健康」である。


FS-8

日時

10月13日(金)13:00 − 15:30

会場

第4会場

タイトル

歯科関係者の関わる国際保健

企画

国際歯科保健を考える有志

世話人

小坂 健(東北大学大学院 歯学研究科 国際歯科保健学)

内容

歯科分野の国際保健は、緊急性のある疾患に対する保健活動に比べて重要視されてきたとはいい難い。しかし、開発途上国における疾病構造の変化や社会インフラとしての位置づけから、その意義が問われ始めている。そこで本集会では、幅広い講演者を交え、プライマリーヘルスケアや公衆衛生から歯科医療まで、また学術交流と幅広い視点で現在の日本の国際歯科保健の現状を概観し、情報交換の場としたい。


FS-10

日時

10月14日(土)13:00 − 15:00

会場

長崎大学医学部 ポンペ会館

タイトル

ATOMEC(長崎大学熱帯医学研究所研修課程修了者の同窓会)の会

企画

ATOMEC(Association of Tropical Medicine Education Course)

世話人

一瀬休生・堀尾政博(長崎大学 熱帯医学研究所)

内容

ATOMECをご存じでしょうか?
ATOMECとは長崎大学熱帯医学研究所熱帯医学研修課程のことです。ATOMECが同窓会をかねて、若者が熱帯医学・国際保健を考える小さな集いを開催します。
長崎において熱帯医学研修課程が開始されて今年で29年目を迎えました。卒業生の数は300名を優に超え、その人物模様も様々、卒後の 活躍内容も千差万別です。年齢ひとつとってみても、昭和53年(1978年)が第一回目ですから、初期の研修生の中にはとっくに定年を 迎えた人がある一方、今この時間、現役で国内各地あるいは熱帯現地で活躍中の人も数多くいるというわけです。
彼らは研修課程で何を学んだのでしょうか?その後30年間で何を社会に還元できたのでしょうか?これからの研修課程・現地の活動な どにさらに望むものがあるとすれば、それは一体何でしょうか?今回の集いでは、これまでの研修生にこのようなことを話してもら い、これまでのそして今後の、熱帯医学・国際保健について考えてゆきたいと思っています。
宇賀昭二(神戸大学 医学部 保健学科)、國井修(ユニセフ・長崎大学 熱帯医学研究所 客員教授)、砂川富正(国立感染症研究所) 他の発表を予定していますが、誰が発言してもよい会を想定しています。また、この会は研修課程修了者だけではなく、どなたにも解放されています。熱帯医学・国際保健の未来に関心のある若者は、ぜひお集まりください。



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