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募集要項(PDF版30KB)ダウンロード
熱帯医学研修課程は、熱帯医学の基礎と応用を3ヶ月間で習得する我が国唯一の研修課程です。昭和53年度(1978)の設置より今日まで306名の修了生(医師128名、看護師、保健師、助産師、薬剤師など178名)を輩出してきました。
長崎大学熱帯医学研究所は、「熱帯病の中でも最も重要な領域を占める感染症を主とした疾病と、これに随伴する健康に諸問題の克服」を総合目標に掲げています。熱帯医学研修課程は、この総合目標達成のために当研究所が担うべき諸活動の一つとして、熱帯病に携わる実践的専門家の育成を願って実施されるものです。
- 研修の目的
この研修課程の目的は、熱帯地で保健医療活動をするにあたって必要最小限の熱帯医学に関する基本的な知識や技術を、短期間で習得することです。
また、性、年齢、職種、動機、経験等のいずれにおいても異質な個々人が、研修を通して相互理解を深め、熱帯地の保健医療活動において不可欠な(国際的な)共同作業の素養を培うことも目的のひとつです。
- 対象
この研修課程が対象として想定しているのは、保健医療分野において熱帯地でこれから活動しようという強い動機と覚悟と意欲を持っている人、あるいはすでに活動しているが熱帯医学に関する基本的な知識や技術の不足を感じている人です。
研修生にはお互いが教え教えられるというダイナミズムが期待されます。何よりもチャレンジ精神旺盛で柔軟な思考を持った人達を待っています。
- 研修課程の内容
熱帯医学は非常に幅広い学際的な領域を背景に成立しています。
そこで、熱帯地における医学的諸問題についての初歩的なしかし広範な知識と、それらを応用するにあたって必要な基本的技能に関する講義・実習を行うことはもちろんのこと、医学的な知識・技能にとどまらない広範な周辺分野の話題も提供します。
また研修課程終了後、オプションとして海外の現場への実習ツアーを予定しています。(自己負担、自己責任になります。)
研修課程を修了すると、
- 医学領域における熱帯医学の位置と感染症の重要性が理解できます。
- 世界的視野から見た熱帯病の実態、その社会的・文化的背景、国際協力の現状と重要性が理解できます。医学領域からみた熱帯環境への理解も深まります。
- 熱帯地における代表的な疾患の原因(病原体)・分布・発症機序・症状・診断・治療・予防の基礎的な知識が得られます。
- 熱帯地における代表的な感染症診断のための検査の理論・方法・手技を理解し、基本的な診断能力を修得できます。
- 熱帯感染症における媒介動物・病害動物の重要性を理解できます。
- 熱帯地におけるコミュニティー活動の重要性と、活動に必要な調査法・疫学の基本原理が理解できます。 (詳細は別に公表するシラバスを参照して下さい。)
- 定員 15名
- 応募資格
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師、保健師、看護師、臨床検査技師などの医療従事者及び大学の学士課程を修了した人。大学院在学者も応募可能です。
- 研修期間
平成17年6月1日(水)から8月31日(水)までの3ヶ月間。
(土曜日、日曜日、祝日は除く。) - 出願手続
- 募集期間 平成17年1月14日(金)から2月18日(金)※必着
- 出願に必要な書類等(提出書類は、書留又は簡易書留で郵送)--->申請書類はこちらからダウンロード頂けます。
- 熱帯医学研究所所定の願書(様式1) 添付すべき書類 1. 卒業証書(最終学歴の)のコピーまたは卒業証明書 2. 全履修科目の成績証明書 3. 免許または資格証のコピー
- 写真(3×4p 願書へ貼付して下さい。)
- 履歴書(様式2)
- 出願の理由等について(様式3)
- 承諾書(様式4)(在職者・学生等は提出して下さい。)
- 健康診断書(様式5)(3ヶ月以内に受診したもので、健康診断書の項目を満たしていれば、様式は自由)
- 検定料 9,800円(別添の「検定料振込書」により銀行振込後、振込済の「検定料納付証明書」を検定料納付証明書貼付票に貼り付けること。) なお、料金の納付は振込みを原則としますが、海外からの応募で振込み手続きが困難である等、やむない場合には「現金書留か郵便為替」により期限までに熱帯医学研究所総務係に納入してください。
@ 振込期間 平成17年1月14日(金)から2月18日(金)
※募集期間及び銀行の営業日、営業時間等を十分考慮して手続きを行うこと。A 振込場所 各種銀行の受付窓口
(ATMは使用不可。必ず受付窓口で払い込むこと。)B 振込方法 各種銀行の受付窓口
ア.振込時に別途必要な振込手数料は、受講志願者本人の負担となる。
イ.「検定料振込書」の※に、受講志願者の住所・氏名(フリガナ)及び電話番号を黒又は青のボールペンで正確に記入すること。
ウ.「検定料納付証明書」を受付窓口から受け取る際には、必ず取扱銀行収納印を確認すること。C 出願に際しての留意事項 ア.検定料納付証明書貼付票に検定料を振込済の「検定料納付証明書」を貼り付けた後に記入誤り等に気付き、やむを得ず新しい検定料納付証明書貼付票に書き替えなければならない場合は、検定料は二重に振り込まないこと。その場合は、貼付済の「検定料納付証明書」を切り取って、新しい検定料納付証明書貼付票に貼り付けること。
イ.検定料が振り込まれていない場合、振込済の「検定料納付証明書」が検定料納付証明書貼付票の所定の欄に貼り付けていない場合及び「検定料納付証明書」に取扱銀行収納印が押印されていない場合は出願を受理しない。D 既納の検定料は、次の場合を除き、いかなる理由があっても返還しない。 ア.検定料を振り込んだが、長崎大学に出願しなかった(出願書類を提出しなかった又は出願が受理されなかった)場合又は検定料を誤って二重に振り込んだ場合には、振り込んだ者の申し出により、当該検定料相当額は返還する。
返還の申し出は、出願期間の最終日から14日以内とする。
※返還に関する問い合わせ先
国立大学法人長崎大学財務部出納課資金班
TEL.095-819-2060 - 出願方法
上記(2)に掲げる出願に必要な書類等を取りそろえ、本研究所に提出して下さい。
- 提出先
〒852−8523 長崎市坂本1丁目12番4号
長崎大学熱帯医学研究所 共同利用係
- 選考方法
提出された書類に基づいて行います。必要に応じて、電話によるインタビュー、面接、試験または論文提出などを行うことがあります。
判定にあたっては、この課程が想定する成果への到達見込度(学力等)が重視されますが、熱帯地における保健医療活動や熱帯医学への今後の貢献見込度(経験、予定、意欲等)も考慮します。そのため、学歴、経歴、外国語など、応募者がこれまで備えた能力がまず問われます。加えて応募の動機や意欲、具体的な将来計画なども重要な選考要素になります。
一般応募者から少なくとも11名を選抜します。
国、地方公共団体等の公的機関からは4名以内を受け入れます。選考は一般応募者とは異なる基準で行います。
課程の性格上、英語による講義、討論が挿入されることもあります。外国語能力の判定に参考になるような客観的事項(例えば、TOEFL、TOEIC、IELTSの得点等)があればできるだけ具体的に記載してください。
- 合格者の発表
合否は平成17年3月18日(金)までに本人宛に通知します。
- 入所時に要する経費
研修生として入所を許可された人は、次の経費を平成17年5月31日(火)までに所定の「入所料・受講料振込書」により各種銀行の窓口で振り込みしてください。(銀行振込後、振込済の[入所料・受講料納付証明書]は熱帯医学研究所共同利用係へ提出してください。)
「入所料・受講料振込書」については、合格者発表後に合格者へ送付します。)
なお、料金の納付は振込みを原則としますが、海外からの応募で振込み手続きが困難である等、やむない場合には「現金書留か郵便為替」により期限までに熱帯医学研究所総務係に納入してください。
入 所 料 21,150円
受 講 料 86,700円
計 107,850円 ※受講料は平成17年度より改定される可能性があります。 - 研修科目・修了証書授与
研修は講義及び実習とし、研修科目は別に定めます。(科目によっては講義を英語で行うこともあります。)
全研修科目の試験に合格した者を修了者とし、修了者には熱帯医学研修課程の修了証書及び日本文・英文のDiploma を授与します。
- 問い合わせ先
受講申込、研修内容、宿泊施設などについては、下記にお問い合わせ下さい。
長崎大学熱帯医学研究所 共同利用係
095−849−7807(直通) FAX 095−849−7805
E-mail アドレス mango@tm.nagasaki-u.ac.jp
ホームページURL http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/
なお、「研究者および高度の専門家の育成」に焦点を当てた教育・研修プログラムとしては、博士課程・ポスドク、また臨床家のための熱帯感染症専門医師養成プログラムが用意されています。別途お問い合わせ下さい。