メッセージ

プロジェクトリーダーからのメッセージ 

熱帯医学研究所 所長 感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(J-GRID) 「ベトナムにおける長崎大学感染症研究プロジェクト」リーダー 竹内 勤
熱帯医学研究所 所長/感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(J-GRID)「ベトナムにおける長崎大学感染症研究プロジェクト」プロジェクトリーダー
森田 公一 Kouichi Morita

長崎大学ベトナムプロジェクト研究拠点は、2005年度に新興・再興感染症研究拠点形成プログラムによってベトナム国立衛生疫学研究所(NIHE)内に設立され、2010年から始まった感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(J-GRID)に引き継がれております。長崎大学熱帯医学研究所(熱研) とNIHEとが運営に当たり、拠点形成プログラムで培った研究成果を基に、病原微生物生態学および感染症臨床疫学を2本の柱として感染症予防介入のための新たな知見につながるような研究を実施しております。ベトナムプロジェクト拠点の研究活動の旗艦であるNIHE-長崎大学フレンドシップ研究室はNIHEキャンパス内に新築されたハイテクセンターの一角にあり、熱帯医学研究所より日本人研究者6名、事務職員1名が常駐し、NIHE側スタッフとともに拠点を基盤として研究活動を実施しております。また、ベトナム中・南部地域の都市、ニャチャンにも長崎大学拠点分室を整備し、日本人研究者を1人常駐させ、呼吸器感染症などの臨床疫学研究のための36万人規模のコホートの整備を進め、きめの細かい臨床疫学研究を実施しております。2013年4月現在、ベトナム拠点では下痢症研究班、蚊媒介性ウイルス感染症 研究班、臨床疫学研究班、人獣感染症研究班の4つの研究班、および2つの拠点横断型コンソーシアム研究で合計15の研究が実施されており、双方合わせて年間約60人程度の日本人を中心とする研究者が来訪し、ますます活況を呈しております。

このハノイ、ニャチャン2つの常駐拠点と、ホーチミン市およびハイランドのパスツール研究所を結んで、ベトナム現地ならではの感染症研究を行い成果を挙げてまいりました。 本熱帯医学研究所とNIHEとの密接な関係は更に発展しつつあり、最近発生した新しい皮膚病の原因解明についても、共同作業が進んでおり、各方面から高く評価されています。また、若手感染症研究者の登竜門となるべく、多くの若手研究者が本拠点を用いて研究活動を実施できる体制づくりを目指してまいりました。ベトナム拠点が目的に沿った研究成果を内外に示すことでさらに存在感を強め、「病原微生物生態学と臨床感染症学」研究のための国際的な研究センターとなるべくまい進して参ります。

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