理事長挨拶

−日本熱帯医学会が生まれ変わります−

日本熱帯医学会理事長 狩野繁之

第57回日本熱帯医学会大会が、「グローバル化時代の感染症と熱帯医学 Infectious Diseases in the Era of Globalization and Tropical Medicine」というテーマを掲げ、2016年11月5日〜6日に大石和徳大会長(国立感染症研究所)の周到な準備のもと、大盛会に開催されました。一昨年の国内デング熱の流行、エボラ出血熱の西アフリカらの世界的拡散、そして、昨年のMERSの流行やジカ熱の中南米への拡散などの背景を踏まえ、きわめてタイムリーなトピックが満載で、大石大会長のご専門を最大限に活かした特色のある大会になりました。

そして、大会時に開催されました理事会・評議員会・総会で、長く懸案となっていた本学会の一般社団法人化が認められました。日本医学会/日本医学会連合から、その分科会/社員である私ども日本熱帯医学会に、法人化による体制の明確化が求められておりましたが、皆様のご協力により、2017年1月より「一般社団法人日本熱帯医学会」として生まれ変わります。

法人化のメリットとしては、1)学会の社会的信用が得られること、2)各根拠法により本学会組織が明確になり、しっかりとした体制になること、3)会員数の拡大など、団体の活性化につながる可能性があること、4)保有財産が法人名義にできるため明確になり、トラブル防止なることなどがあげられます。さらに、来年の「第58回日本熱帯医学会大会」は、「第32回日本国際保健医療学会学術大会」と「第21回日本渡航医学会学術集会」との3学会合同大会「グローバルヘルス合同大会2017」として開催されますが、パートナーとなる2学会が既に一般社団法人化していて、合同大会開催の会計を透明化し、多くのスポンサーを得て財政的に健全な大会にするためには、私ども日本熱帯医学会の一般社団法人化が絶対的な条件となりました。

生まれ変わる日本熱帯医学会の新たなスタートの年2017年に向けて、学会員の皆様と協力して、総務の執行に努力をしてゆく所存です。本学会の発展がますますありますように!