Kenya Research Station, Nagasaki University Institute of Tropical Medicine

 長崎大学熱帯医学研究所ケニアプロジェクト拠点

 草の根技術協力事業


西ケニアにおける貧困層を対象とした保健医療サービス支援と保健医療状況の改善を目指す地域・人材育成事業

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→JICA共催 草の根技術協力事業市民報告会「大学だってNGO」(東京/ 長崎)


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2010年度(平成22年度)第1四半期活動報告

  1. 保健センター・診療所の整備


Tom Mboya Health Centreにソーラーパネルを設置


Usao Dispensaryにソーラーシステム用資機材を納入


Ang’iya Dispensaryにてゲートの設置工事


Ang’iya Dispensaryにて敷地を囲う柵の設置工事


Waware Dispensaryの柵設置用に住民が砂利を集める


Waware Dispensaryには柵の他に、本事業で昨年度
ソーラーシステム・水タンクも支援

  2. Community Strategy


Kaswanga / Wanyama Unitの住民リーダー会議
(5月25日)


Kasgunga East Unitの住民リーダー会議(5月26日)


Kaswanga / Wanyama UnitのCHW選出会議(6月9日)


Kasgunga East UnitのCHW選出会議(6月10日)

 
Kaswanga / Wanyama UnitのCHW第1週目トレーニング(6月14日から18日、教会にて開催)

 
Kasgunga East UnitのCHW第1週目トレーニング(6月21日から25日、漁業組合のホールにて開催)


Kaswanga / Wanyama UnitのCHCトレーニング
(6月29日から7月2日)


Community Strategy用に購入したバイク

  3. マイクロクレジット事業


Misenye Group:湖から水ポンプで農業灌漑用に水をくみ上げる


Eden Group:養鶏事業にて卵を温める雌鶏

  4. 西日本新聞の取材(4月19日から22日)


長崎大学熱帯医学研究所ケニア拠点にて打ち合せ


人口静態・動態把握システムの調査員と民家へ同行し取材


熱研の木船でビクトリア湖の島へマラリア蚊の調査の取材


本事業で支援しているKitare Health Centreを取材

 
本事業のマイクロクレジットで支援している、農業及び養鶏事業実施Community Based Organizationを取材

  5. JICA保健セクターリージョナルミーティング(4月23日)

 
西ケニアにてJICA事業を展開する3団体が、活動進捗状況を報告し、意見交換。報告をする嶋田及び一瀬

  6. 長崎大学学長ビタ訪問(4月29日)


長崎大学学長による、ケニア拠点ビタ事務所の開所式


ビタ県知事を学長・副学長・歯学部長・理事らが表敬訪問


ビタ県医療サービス省に長崎大学より病院ベッドを10台寄贈


本事業で支援しているTom Mboya Health Centreを視察

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2010年度(平成22年度)第2四半期活動報告

  1. 保健センター・診療所の整備

 (1) Usao Dispensary


ソーラーシステム用のバッテリー・変圧器格納庫


ワクチン用冷蔵庫もソーラーシステムで稼働


県公衆衛生省長チームとともに、医療機材を搬入(8月13日)


Usao Dispensary初めての分娩台

 (2) Waware Dispensary


完成したメインゲートと柵(手前の建物が診療所)


患者がボートで来ることもあり、湖岸沿いにもゲートを設置

  2. Community Health Strategy

 (1) CHC・CHWのトレーニング


Kaswanga/Wanyama Community Unit(教会にて)


Kaswanga East Community Unit(漁業組合のホールにて)

(2) Community-Led Total Sanitationセミナー(7月30日と8月12日)

 
まず、住民で地域の地図を作成し、トイレのある家(青色)とない家(赤色)をマッピングする


その辺に転がっている便を探すと、
いとも簡単にたくさん見つかる


集めてきた便と食べ物・水を机に並べる

 
机の上の便の横に並べられた食べ物や、便を混ぜた水を飲む人を募集するが、さすがに誰も手をあげない

 
その後、清潔な食べ物と水を、セミナー参加者に試食・試飲してもらうが、このときは皆が欲しがる

 
トイレの重要性を学んだところで、最後に地域でのトイレ作成プランを、住民皆で検討して作成する

 (3) 第1回CHW・CHC・CHEW会議(8月24日と26日)


Kasgunga East Community Unit


Kaswanga/Wanyama Community Unit

CHWが収集し、まとめた指標データを黒板に記入後、皆で一つ一つ検証して地域の問題点を討議する

 (4) Community UnitのOfficial Launching(9月20日と23日)


特製ポロシャツとバッグを配布


初めに、住民への啓蒙のため、ポロシャツを着て村を練り歩く


地元小学生達が、ルオ人の伝統的な踊りを披露し盛り上げる


Kasgunga East CUのCHW達が、自前の歌と踊りを披露


Kaswanga/Wanyama CUのCHW達が、自作のドラマを披露


収集した指標データを黒板に記入し、住民にフィードバック


県公衆衛生省長Dr. Omondiによる
Kaswanga / Wanyama CU開始宣言


県公衆衛生省公衆衛生局長Mr. Ajwalaによる
Kasgunga East CU開始宣言


長崎大学Mbita事務所より、CHW用の自転車を会場に運搬


県公衆衛生省・チーフの前で、各村の代表に自転車を渡す

  3. マイクロクレジット事業

 (1) 全体会議・機材購入


今年度採択された5グループとの全体会議


各グループの購入希望機材をKisumuへ買い出しに

  1). Nyalangoグループ(農業)


水ポンプ・灌漑用パイプ・農薬散布スプレーなどの機材を搬入


水ポンプを活用した灌漑を開始

  2). Ondagoグループ(農業)


水ポンプ・灌漑用パイプなどの機材を搬入


カバ対策用の柵の作成を開始

  3). Waduguグループ(農業)


水ポンプ・灌漑用パイプ・農薬散布スプレーなどの機材を搬入


本事業現地スタッフによる、グループメンバーへの指導

  4). Kachola Kirambo グループ(家畜)


週1回日曜日に開かれるKipasi家畜市場で牛を購入


牛用鋤を購入


グループの活動拠点は道のない山奥のため、歩くしかない


本事業現地スタッフによる、グループメンバーへの指導

  5). St. Joseph グループ(レンタル)


Kisumuで作成したテントとスタンドを運搬


グループメンバーとともにテントとスタンドを搬入


テントの外観(CHSのOfficial Launchingで活用)


200人が座れるテントの内側(1日KES3,000で貸し出す)

  4. 訪問者


滋賀医科大学の医学部生をWaware Dispensaryに案内


長崎大学熱帯医学研究所長をKitare Health Centreへ案内

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2010年度(平成22年度)第3四半期活動報告

  1. 保健センター・診療所の整備

本事業では支援対象外であるが、ビクトリア湖の離島にある公衆衛生省管轄の2診療所の整備状況を視察した。


Ngodhe Island


Ngodhe Dispensary


Takawiri Island


Takawiri Dispensary

  1.Community Health Strategy

  (1) 月例Community Unit (CU)会議


Kaswanga East CU(10月26日)


Kaswanga East CU(11月24日)


Kaswanga East CU(12月29日)


Kaswanga / Wanyama CU(10月28日)


Kaswanga / Wanyama CU(11月25日)


Kaswanga / Wanyama CU(12月30日)

  (2) Community Dialogue Day

  Kaswanga/Wanyama CU


3グループに分かれて地域の保健衛生上の問題を討議


各グループ代表が討議内容を発表

  Kaswanga East CU


初めに地域保健衛生状況調査結果を住民にフィードバック


参加者全員で地域の保健衛生上の問題を討議


3グループに分かれて、地域の保健衛生上の問題を討議


最後にCommunity Action Dayのテーマを採択

  (3) Community Action Day

  Kaswanga/Wanyama CU


Luanda Rombo Beach:水の塩素消毒を実演


Kiumba Beach:会場の魚軽量所に集まった地域住民


Ngodhe Island の会場へ向かうところ
(本土からボートで渡り、さらに丘を越えて行く)


Ngodhe Beach:水の塩素消毒を実演

  Kaswanga East CU

 
Ang’iya Dispensary:水消毒の大切さをCommunity Health Workerや看護師が、地域住民に教育

  2. マイクロクレジット事業

  (1) 2009年度支援Community Based Organization (CBO)


Eden Women Group(養鶏)
感染症により減少した鶏の数が回復してきた


Misenye Self Help Group(農業)
水ポンプ・パイプを活用して育成した作物の収穫


New Seme Self Help Group(農業)
漁業省の支援を得て始めた魚の養殖池に水ポンプ・パイプを活用


Sayun Self Help Group(農業)
水ポンプ・パイプを活用して育成した作物の収穫

  (2) 2010年度支援CBO


Kachola-Kirambo Self Help Group(家畜)
家畜の放牧の世話をするチェアマン


Nyalongo Youth Group(農業)
農地の手入れをするグループ員


Ondago Irrigation Self Help Project(農業)
野菜の苗の世話をするグループ員


Wadugu Self Help Group(農業)
農地の手入れをするグループ員

  3. その他の活動

  (1) JICAケニア事務所による事業視察


Usao Dispensary訪問


Misenye Self Help Group訪問

  (2) 第2回JICA保健プログラム地方会議(Kisumu)


本事業の進捗状況について、現地業務補助員が発表


Nyanza州にてCUに配属されている青年海外協力隊も参加

  (3) 1st Community Health Services Convention (Nairobi)

 
JICAケニア事務所協賛のもと、ケニア最大の国際会議場にて3日間に渡り、初めて開催された

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2010年度(平成22年度)第4四半期活動報告

  1.保健センター・診療所の記録報告管理体制の改善

5医療施設の合計27スタッフに対し、コンピューターのトレーニングを実施した。


Waware Dispensary:コンピューターの搬入・組み立て


Mbita県公衆衛生省配属エイズ対策隊員も講師として参加


初めてのマウス操作に戸惑う看護師


県公衆衛生省保健記録情報部のオフィサーと協力


Tom Mboya Health Centre:看護師をトレーニング


県公衆衛生省保健記録情報部のオフィサーと協力


Ang'iya Dispensary:コンピューターの組み立て


初めてコンピューターというものに触る看護師達


Kitare Health Centre:県公衆衛生省長による視察


比較的患者の少ない午後にトレーニングを実施


Usao Dispensary:Mbita町から車で1時間離れた診療所もインターネットでつながれた


トレーニング中に生まれた赤ん坊

  2.Community Health Strategy

  (1) Community Unit (CU)月例会議


1月25日Kasgunga East Community Unit


1月27日Kaswanga/Wanyama CU


2月22日Kasgunga East CU:本事業実施地域内でHIV感染者のケアをしているFACES (NGO)から講師が来てCHWを指導


2月24日Kaswanga/Wanyama CU:隣のCUからCommunity Health Extension Workerも参加してCHWを指導


3月29日Kasgunga East CU:本事業実施地域内で簡易トイレの普及をしているSEEK (NGO)から講師が来てCHWを指導


3月31日Kaswanga/Wanyama CU:本事業実施地域内で妊婦検診と医療施設分娩の向上を図っているSWAP (NGO)の講師

  3.マイクロクレジット事業にて来年度の支援対象候補Community Based Organization訪問


Early Bird Community and Nursery Project


Kombe Adult Planners Group

 
Nam Ber Self Help Group


Nyamalungu Self Help Group


Nush Fishermen Development Youth Group

  4.JICAケニア事務所・本学富田教授による現場視察


今年2月にMbita県に赴任してきた新県知事と面談


県公衆衛生省長らと本事業の進捗状況を確認


Mbita District Hospital院長と検査室を視察


Ang'iya DispensaryスタッフやKasgunga East CUのCHWらとの打ち合わせ

 
Kitare Health Centreのスタッフとの打ち合わせ及び施設見学


Tom Mboya Health CentreスタッフやKaswanga/Wanyama CUのCHWらとの打ち合わせ


Nyalongo Youth Groupのメンバーとの打ち合わせ


New Seme Self Help Groupのメンバーとの打ち合わせ


Sayun Self Help groupのメンバーとの打ち合わせ

  5.Kwale District訪問

 
Kwale Health Dissemination Forumにて、3県から集まった公衆衛生省のオフィサー達に活動紹介をする嶋田・金子

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