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免疫病態制御学分野

シオノギグローバル感染症連携部門の一分野として2019年に発足した当分野は、マラ リアに対する宿主応答の解析を担当し、特にマラリアワクチン開発研究に注力している。

免疫病態制御学分野メンバー

スタッフ

准教授 水上修作
特任研究員 中前早百合
協力研究員 宮川聡史(細胞環境構築学分野)
技能補佐員 谷口真由美
技能補佐員 野口亜紀子
大学院生 神谷万里子(免疫遺伝学分野)

研究活動

マラリアに対しては既に多くのワクチン開発研究がなされており、最も有望とされているRTS,Sはアフリカ地域での使用が開始されたが、更なる研究が未だ必要とされている。

マラリアの原因となるマラリア原虫の生活環は、ヒトの体内では肝細胞期と赤内期に分かれている。赤血球期に対しては、薬剤耐性株の出現という大きな問題は抱えているが、これまでに多くの薬が開発されている。これに対し、肝細胞期に使用できる薬剤はわずかしかなく、それらの薬剤も副作用を示すものに限られている。

肝細胞期マラリアに対しては、Tリンパ球が主体となる細胞性免疫がその防御に重要であると考えられている。しかしながら、これまでのワクチン候補の多くは抗体が主体となる液性免疫を誘導を目指したものであり、これと対をなす細胞性免疫を誘導するものは多くなかった。

本分野では、肝細胞期マラリアを標的とした細胞性免疫誘導ワクチン開発研究を行い、これに適したワクチン抗原、抗原デリバリーシステムなどの選定を行う。また、これに加えて、免疫系を活性化するアジュバント物質、簡便かつ効果の見込まれる免疫方法などの検討も試みる。

我々の研究は、マウスマラリアモデルを用いて開始されるが、ヒトに感染する熱帯熱マラリアを用いた研究への応用及びワクチン開発に結び付く研究結果を得ることを目指す。

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