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小児感染症学分野

本分野では、下痢症や急性呼吸器感染症、デング熱、マラリアをはじめとする熱帯感染症に対してとくに脆弱な小児の健康に関する臨床疫学・環境疫学研究を推進している。

小児感染症学分野

スタッフ

  • 教授 橋爪真弘
  • 教授 吉田レイミント
  • 助教 樋泉道子
  • 助教 北村則子
  • 助教 竹形みずき
  • 助教 吉原圭亮
  • 助教 マダニヤズ リナ
  • 客員教授 チョン ヨンセン
  • 客員研究員 今井智里
  • 客員研究員 ユニ キム
  • 客員研究員 岩崎千尋
  • 研究支援推進員 中野真由美
  • 事務補佐員 岡希望
  • 技能補佐員 平倉説子
  • 技能補佐員 片上幸美
  • 技能補佐員 岡田貴志
  • 大学院生 池田恵理子
  • 大学院生 松下直彦
  • 大学院生 田中沙紀
  • 大学院生 藤岡充史
  • 大学院生 チュア ポール レスター カルロス
  • 研究生 ムハマッド アブドゥル バシット ビン アッマッド タジュディン
  • 研究生 ワンブグ ぺリス ワンジル

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研究活動

気候変動の健康影響に関する環境疫学研究

ヒトの健康と環境因子との関連を環境疫学的方法論を用いて明らかにし、理解を深めることを目的としています。特に気象・気候と様々な疾病の発生との関連、気候変動(地球温暖化)による健康影響を研究対象としており、世界保健機関(WHO)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がおこなう気候変動による健康影響評価、適応策提言に貢献することを目指しています。世界各地の気象・海洋、土地利用、住環境などの環境データを収集し、疾患・死亡データと連結したデータの解析を行っています。これまで、東アフリカ高地における1990年代のマラリア再流行やバングラデシュにおけるコレラ流行が、インド洋の大気海洋相互作用現象と関連あることや、気温や降雨、洪水、熱波などの気象現象と感染症・非感染症を問わず様々な疾患との関連を明らかにしました。


   最近の主な業績
1. Chung et al., Environ Health Perspect., 126(5):057002, 2018.
2. Matsushita et al., PLoS Negl Trop Dis., 12(4): e0006331, 2018.
3. Kim et al., Environ Health Perspect, 126(3):037002, 2018.
4. Kim et al., Environ Health Perspect, 125(7):077005, 2017.
5. Gasparrini et al., The Lancet, 386(9991):369‒375, 2015.

ニャチャン市における小児感染症に関する臨床疫学研究

  • 小児感染症コホート研究:感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)と日本医療研究開発機構(AMED)の助成を得て、2006年よりベトナム、ニャチャン市において小児感染症大規模住民基盤コホート研究を行っている。特に急性呼吸器感染症、下痢症、デング熱など5歳未満死亡の主な原因となる重症小児感染症を対象としている。

  • 小児急性呼吸器感染症サーベイランス:小児急性呼吸器感染症の発生率、病因、危険因子を明らかにするため、ニャチャン市カンホア総合病院における小児急性呼吸器感染症サーベイランスを2007年より継続している。病原ウイルスの分子的特徴と変化、臨床的重要性にも着目している。

  • 出生コホート研究:先天感染と小児の運動精神発達、また重症小児感染症発症の宿主遺伝的要因を探るため、2009年に出生した小児2000人の出生コホート研究を行っている。2017年には新たな出生コホートを立ち上げ、ベトナムの先天感染の現状と導入された風疹ワクチンの影響を調査している。

  • 肺炎球菌コンジュゲートワクチン(PCV)接種回数比較試験:ビル&メリンダ・ゲイツ財団より資金を得て、PCV接種回数を減じる比較試験を行っている。本研究結果によりPCV接種戦略が変わり、途上国においてPCVや他のワクチンが利用しやすくなることが見込まれている。

  • デング熱家族内伝播パターン:ロンドン大学衛生熱帯医学大学院と共同し、ニャチャン市のデング熱疾病負荷およびその家族内伝播パターンを調査している。これらのデータは将来、デング熱コントロールのための介入研究に用いられる。

   最近の主な業績
1. Do et al., Jap. J. Infect. Dis., 70(6):621-627, 2017.
2. Shi et al., Lancet, 390(10098):946-958, 2017.
3. Yoshihara et al., Sci. Rep., 16;6:27856, 2016.
4. Flasche et al., Vaccine, 32(51):6963-6970, 2014.
5. Toizumi et al., Pediatrics, 134(2):e519-26, 2014

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