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熱帯医学専攻(修士課程)の実績と課題

海外教育人材による講義

海外教育病院での臨床研修・研究

履修プロセスの概念図
 

グローバル化する新興・再興感染症から顧みられない風土病まで幅広い熱帯医学問題に対応する臨床専門医の育成という現代の社会的要請に応えるべく、長崎大学は、2006年度、大学院医歯薬学総合研究科に熱帯医学専攻(修士課程)を開設した。開設以来3年間の本専攻修了者35名のうち25名は海外の熱帯地域途上国からの医師であり、修士取得帰国後各方面で活躍している。また日本人修了者のうち、国際NGO就職者、また博士課程進学者を6名輩出しており、今後指導的立場を担うことが期待されている。さらに2008年の第一回野口英世アフリカ賞受賞者B.Greenwood博士(ロンドン衛生熱帯医学校)がその賞金1億円をもとに設立した「Africa-London-Nagasaki Scholarship」から、毎年1名の奨学生が本熱帯医学専攻に送られることが決定するなど、国際的にも本専攻の存在が評価されている。日本で唯一の熱帯医学専門家を養成する本専攻が、今後さらに、世界トップレベルのコースへと発展するためには、熱帯感染症の最新情報をより多く学生へ提供し、さらに学生自身が熱帯病臨床現場で医師としての経験を積むことを可能にする環境を充実させることが必須である。今回そのための方策として、次の2点の提案を行う。
 


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