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【学会参加報告書】
日本国際保健医療学会 第33回西日本地方会
長崎大学大学院国際健康開発研究科 学会参加者一同  

 2015年2月28日に鹿児島純心女子大学に於いて開催されました「日本国際保健医療学会 第33回西日本地方会」に参加してまいりましたので報告いたします。

 学会へは国際健康開発研究科6期生9名、7期生2名及び吉岡助教が参加しました。演題発表では口演発表3名、示説発表9名(1名は口演、示説両方)が個々の長期インターン中の研究やインターンシップ、また青年海外協力隊時代の活動の成果などを報告しました。


     
  
     

 今回、演題発表を行う事が出来たことによって、自分のテーマに対する知見が深めることができました。発表の際には、各々のテーマに精通した保健分野のみならず保健を専門としない方の質問や意見を頂くことで、自身のテーマを多角的に捉えられるよい機会となりました。また、今回、成果をアウトプットする事が出来たことにより、各個人の成果の振り返りだけでなく、自信にも繋がりました。

 午後のセッション開始前には、「薩摩川内おどり太鼓」によるアトラクションが披露されました。

 シンポジウムでは「途上国の食の変遷と疾病」と題して、途上国における健康と栄養に関する課題の認識、対策について意見交換がされました。シンポジストからは、ラオスの母子保健における栄養問題の現状、「マラウイにおける栄養改善活動の報告」では乳幼児の栄養改善に関して、そして「NCDの発見、治療をいかに低コストで実施できるか」について糖尿病診断と糖尿病患者・予備軍への介入を事例に上げた報告がされました。シンポジウムの後には市民公開講座が開催されました。1つ目は「ルワンダの子供達の教育と栄養」に関してNPO法人ルワンダの教育を考える会理事長永遠瑠マリールイズ氏から、「納豆の起源:途上国の環境と食」について名古屋大学の横山教授よりありました。

 学会において国際保健に関わる関係者との繋がりを得られたことはとても有用であったと感じています。さらに大会長の帖佐徹先生からは「長崎大学にはたくさん演題を出してもらって感謝しています。ありがとう。」という言葉を頂きました。最後に、学会に参加するにあたり、国際健康開発研究科からのご支援には大変感謝しております。また、ポスター作製に関しましては荒木様の多大なるお力添えに感謝申し上げます。今回の経験を今後の職務および学生生活に活かすと共に、今後の私たちの成長を持って、恩返しさせて頂きたいと存じ上げます。ありがとうございました。


   ● 演題発表一覧 


発 表 者演 題
6期  荒井 彩也香ケニア・ビタ地区におけるHIV陽性女性とHIV陰性女性の家族計画実施状況の比較検討に関する研究
  井上 由美子バングラデシュ都市部スラムにおける病気の子どもを持つ母親の治療希求行動に影響する要因
バングラデシュ農村部における妊産婦コミュニティーグループ活動を促進する要因〜JICA母性保護サービス強化プロジェクトフェーズ2の事例から
  菅本 鉄広北部ベトナムナムディン省における農村部住民の下痢原生原虫感染症と感染に影響を与える要因
  鈴木 裕子ケニア共和国ビタ地区における出産費用の経済対処方法に影響を与える要因に関する研究
  高原 美貴フィリピン共和国ビリラン州農村部における小児肺炎のケア希求に関する研究
  波多野 愛子ガーナ共和国イースタン州におけるHIV陽性女性の産後のHIVケアに影響を与える要因について ―当事者の視点から―
  松末 昌士ケニア共和国クワレ郡におけるトウモロコシ粉に含まれるアフラトキシン濃度とその増加要因
  柳瀬 奈保エチオピア北部ティぐらい州メケレにおける安全な中絶サービスの確実な運営に向けた医療側の課題 ―女性の中絶希求行動の検討を中心として―
7期  福田 昭子ケニア共和国マリンディにおける伝統的産婆におけるお産に関わる習慣的行動
  吉藤 康太ガーナ共和国の学校保健プログラムとその課題
教員 吉岡 浩太