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研究科の特色

本研究科の特色は、高度専門職業人に必要とされる実践的能力を教授することを主眼としたカリキュラム構成にあります。具体的には、「保健医療政策アドバイザー」、「国際保健医療コンサルタント」、「国際保健医療系NGO運営者」などの人材を養成することを念頭においています。

基礎的な学問的知識と国際保健の現場における実践力の双方をバランスよく有する人材を育成することが研究科の目標であり、そのために、「特論基礎科目の講義⇒短期フィールド研修⇒特論応用科目講義⇒長期インターンシップ⇒課題研究報告書の作成」という履修プロセスを構築しました。

(1) 第一年次前期においては、途上国の現場で国際保健プロジェクトを実施運営するための専門家として必要な基礎的な知識を習得するために特論基礎科目を配置。

(2) 基礎知識の実践的重要性を体験させる目的で、第一年次夏季休業期間に短期フィールド研修(1ヶ月)を配置。

(3) 第一年次後期には国際保健学分野の専門家に必要な専門知識を教授するために特論応用科目を配置。

(4) 第二年次では、実践的問題解決能力育成のため長期インターンシップを配置し、院生の専門に合わせた現場に派遣。

(5)  第一年次前期から第二年次後期まで2年間を通じて配置される「国際保健学演習」においては、研究指導を行います。具体的には、一年次において課題研究のテーマ選定、関連論文のレビュー、長期インターンシップ先選定とインターンシップ活動計画の策定、二年次では、インターンシップ中の助言等の支援、インターンシップでの活動に基づいた課題研究報告書作成指導が行われ、課題研究報告の発表、審査(ピアレビュー及び専門家審査)が行われます。また、実践の場で必須であるコミュニケーション能力の向上のために英語・日本語によるコミュニケーションワークショップを課題研究報告の発表、審査と合わせて実施します。

短期フィールド研修及び長期インターンシップは、長崎大学がこれまでの教育及び研究実績として設立・運営している海外拠点(ケニア、フィジーなど)の他JICA、NGO、国連、国際協力関連コンサルタント会社などと連携して実施します。

国際健康開発分野で活躍する人材には、国際保健医療の高度な分析能力、体系的な問題解決のための対策プロジェクト立案、運営、評価能力、異文化共生への深い理解と配慮、国際的現場でのプロジェクトチームの一員としての調整・マネージメント能力など幅広い見識と能力が求められるため、本研究科では、このような知識、能力、社会的協調性を兼ね備えた高度専門職業人の養成を目指し、課程修了者には国際協力の保健医療分野で活躍するためには重要な要素となっている、公衆衛生学修士(Master of Public Health: MPH)の学位を授与します。