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研究科の概要

近年、国内外での国際開発系学士・修士取得者や海外ボランティアの数は増加しており、わが国における国際協力分野への若者の関心は広がってきていますが、国際協力の現場で体系的な知識と技術を有し即戦力となれるプロフェッショナルな人材は不足しているのが現状です。特に、国際保健と国際協力の基礎的知識を持った上で、国際協力の現場で働いている人材は未だ十分ではありません。また、国内において、そのような専門的人材を系統的に教育できる教育機関はほとんど存在していないため、わが国においては、地球規模の健康課題の解決に国際的レベルで貢献できる高度専門職業人の養成は未だ立ち遅れているのが現状です。

長崎大学は、過去20数年間にわたり熱帯医学研究所、医歯薬学総合研究科、などを中心として、熱帯医学分野における研究及びわが国や途上国の人材育成に取り組んできており、近年は長年の海外における研究実績をもとに感染症分野の海外拠点を設けて、ケニア、ベトナムで研究プロジェクトを展開しています。大学院国際健康開発研究科は、このような長崎大学の特長とこれまでの実績を活かしながら、国際協力の現場、特に地球規模の健康課題に対処する分野で活躍できる高度な知識と技能を有する人材を育成することを目的としています。

地球規模課題である健康問題は、貧困解消、開発、人間の安全保障などのパラダイムの中で位置づけ、問題解決に取り組んでいくことが要求されます。解決策も国際情勢の中で、政治、経済、社会、文化を理解した上で提案し合意形成されなければなりません。従って、本研究科は、そのような知識と技術を有する人材を育成するために、特定の学部と連結せず、幅広く多様な分野の専門家が参加できる独立研究科とし、熱帯公衆衛生学を基礎としながらも分野を越えた学際的アプローチによる教育を行います。

研究科名
(英文)
国際健康開発研究科・国際健康開発専攻
(Graduate School of International Health Development・Master Course of International Health Development)
課程
修士課程
入学定員
(収容定員)
10人(20人)
学位の種類
(英文)
修士(公衆衛生学)(Master of Public Health:MPH)
標準就業年限 2年
長崎大学ケニア拠点のフィールドの一つ(西ケニア・スバ地区)