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教員からのメッセージ

松井 三明 客員准教授
担当科目:リプロダクティブヘルス/ジェンダーT、U、、国際保健医療事業マネジメントU、国際保健学演習T、U
松井三明客員教授

私は妊娠/出産の現場が、どのようであるべきか、どのようにしたらより良いものとなっていくのか、を中心に仕事をしています。女性が妊娠すること、子どもが生まれることは、生理学的な事象でありますが、時に疾病を伴うことがあります。したがって、より自然な妊娠/出産/出生はどのようなものであるべきかを考えながら、同時に異常への対応を迫られることがあります。そのふたつの考え方は共に大切なことであると思うのですが、2012年時点では “Every pregnancy is a risk” という考え方のもと、異常をいかに早期発見し対処するのか、ということだけに目が向けられているのが世界の母性保健対策の実状と言っても過言ではありません。
上述したふたつの考え方の最適点はどこかにあるのですが、それは単一点ではなく、種々の状況によっても異なってきます。そのような「変動」を、どのように公衆衛生対策に折り込んでいくのか、も厄介な課題です。 解決のための「魔法の杖」はありません。状況をいかに把握し、どのような考え方を適用して、世界をより良いものとしていくのか、考えていきたいと思っています。

■ 略歴
横浜市立大学医学部卒業、Master of Science in Disease Control(ベルギー王国 Institute of Tropical Medicine in Antwerp)修了。
産婦人科臨床医として勤務した後、横浜市立大学医学部衛生学講座、国立国際医療研究センター国際医療協力局を経て、2013年より現職。
専門:母性保健、公衆衛生