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教員からのメッセージ

加藤 誠治 教授
担当科目:国際援助概論、長期インターンシップ、国際保健医療事業マネジメントI、国際保健学演習T
松井三明客員教授

“喉元過ぎれば・・・”という諺がありますが、4年程前、メキシコを中心に新型イ ンフルエンザ(H1N1亜型)がアウトブレイクし、WHOが警戒フェーズ(当時の)をレ ベル6まで引き上げました。当時、近隣のホンジュラスに駐在していて、CNN(スペ イン語版)から流れる分刻みで更新され、機械的に増えていく死亡者の数を、背筋を 凍らせながら見ていたことをつい昨日のことのように覚えています。クローズドな 国、地域は存在せず、開発途上国など他国の公衆衛生の問題は決して人ごとではあり ません。また近年は、アジアの新興国、アフリカ資源回廊に当たる国々のマクロレベ ルでの経済成長など、途上国の経済社会の変化を感じ取ることが出来ます。しかし、 多くの途上国ではその変化が隅々までいきわたらず、取り残されている人達がいるこ とは、皆さんよくご存じだと思います。世界の公衆衛生の諸課題にどう取り組んでい くのか、この研究科で考える良い機会になると思います。

■ 略歴
1985年 中央大学法学部卒業
1985年 JICA入団(当時:国際協力事業団、現:独立行政法人国際協力機構)
1994年〜1996年 医療協力部医療協力第二課
1999年〜2001年 医療協力部計画課課長代理
2006年〜2008年 青年海外協力隊事務局訓練・研修課長
2010年〜2012年 人間開発部保健第三課企画役
その間、以下のJICA在外勤務を行う。
1990年〜1994年 メキシコ事務所
2001年〜2003年 アルゼンチン事務所・次長
2008年〜2010年 ホンジュラス事務所長・所長
<2010年パキスタン洪水災害時に派遣された緊急援助・医療チームが開設した臨時診療所で、順番を待つ人達。女性、子供を優先としたため、オジサン達は炎天下45℃前後のなか黙々と順番を待っていました。オジサンの“鏡”だと思いましたが、でもほんとに具合が悪いんでしょうか・・>