★蚊はいつ血を吸うのか?

蚊の吸血行動は、大部分のハマダラカやイエカは夜行性であるのに対し(例えばバンコクでのネッタイイエカの行動調査によれば、雌は吸血宿主を求め夜間かなり早くから屋内に入ってくるが、実際に人を吸血するのは深夜1時がピークであった)、一部のヤブカは昼行性である、といったように基本的にはそれぞれの日周性を示しますが、生息環境により蚊の行動パターンは変化するため、この限りではありません。蚊のこのような日周活動のリズムは、日の出と日没を境とする日照の周期に支配されていることはいうまでもないですが、外界の照度の変化にそのまま反応しているわけではなく、普段の照度の変化に応じてセットされた体内時計によって支配されています。すなわち人工的に明暗を逆にした環境においても、蚊は、当分の間は前日までの日周活動のリズムを続けるようです。