開催時期 | 平成23年6月21日 ~ 平成23年6月22日(2日間) |
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開催地 | スリランカ コロンボ スリジャヤワルデネプラ大学 |
日本側開催責任者 | マイケル・アラン・ハフマン 京都大学霊長類研究所 准教授 |
相手国側開催責任者 | Charmalie Nahallage, Department of Sociology and Anthropology, University of Sri Jayewardenepura |
セミナー開催の目的
スリランカはアジアの中でヒトマラリアの研究が非常に進んでいる国の一つである。しかし、サルマラリアの研究は盛んではなく、スリランカのマラリア学者、霊長類学者は私たちのカンフーに於ける調査研究に興味をもち、共同研究の実施を考えている。一方、スリランカはヒトに感染するサルマラリア原虫Plasmodium knowlesiの自然宿主とそれを媒介するハマダラ蚊の両者が生息する区域の西端に位置しているため、私たちはスリランカ特有のマラリア伝播が突き止められるのではないかと期待している。そこで、両国のマラリア研究に関与する研究者が集まって、ヒトとサルのマラリアを主題にしたシンポジウムを行って、研究の深化、発展を図る。
期待される成果
サルマラリアの共同研究が実施されることになる。スリランカのマラリア伝播の実態を現場で把握することができるようになる。ベトナムのカンフー地域の成績と比較が可能となるから、原虫の地理的変異が調査研究の視野に入ってくる。共同研究の場所が増えることは研究者の参加が必要になる。東南アジアだけでなく、南アジアでも私たちの調査研究が実施されることは、若手研究者に対してよい刺激になる。
セミナーの運営組織
本申請の日本側グループの、京都大学霊長類研究所のマイケルA ハフマンとスリランカ、スリジャヤワルデネプラ大学社会科学人間学学部の社会学人類学教室 チャーマリADナハラジが中心になってセミナーの企画、実施をする。他のメンバーは発表、資料提出などの支援をする。