長崎大学熱帯医学研究所における、平成20年度実績 JSPS拠点大学交流事業の報告、および平成21年度実施計画概要をおこないます。

JPS拠点大学事業とは 長崎大学熱帯医学研究所JSPS活動概要 長崎大学熱帯医学研究所JSPS組織 長崎大学熱帯医学研究所JSPS研究交流実績概要 長崎大学熱帯医学研究所JSPS研究交流成果 長崎大学熱帯医学研究所JSPS総交流人数 長崎大学熱帯医学研究所JSPS発表論文 長崎大学熱帯医学研究所JSPS 平成21年度実施計画概要 長崎大学熱帯医学研究所
JSPS拠点大学交流事業 長崎大学熱帯医学研究所 平成20年度実績
共同研究
 共同研究の協力大学、研究協力者の数は両国とも前年度とほぼ同じであった。日本からの派遣研究者数は共同研究と交流を合わせて20名で、前年より9名下回った。延べ滞在日数も減少した。ただベトナムからは3名多く(合計19名)来日し、延べ滞在日数も80日近く増加した。一人当たり平均滞在日数は変わらず25.3日で、前年度に改めた滞在日数を増やし滞在の実を挙げる、重点化に配慮した招聘方針が維持された。派遣研究者の滞在日数も年々長くなっており、本年度の平均は2週間余でこれまでの内では最も長かった。派遣時の研究作業の主たるものが、越側共同研究者と同道によるフィールドでのサンプル採集にある点は変わらないが、日本側から積極的な参加があったと考えて良い。これらの結果から事業は共同研究の実質化の方向で順調に進捗したと評価できる。招聘研究者はNIHEからが顕著に多かった。調査研究活動には両国若手研究者を積極的に参加させるよう促した。
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セミナー
 セミナーは隔年毎に両国で交互に開催してきた。このローテーションに従えば、平成20年度は日本で5回目のセミナーを開催する順番に当たっていた。しかし本事業が平成21年度に最終年度を迎えることから、本年度は経費を共同研究進捗に集中させ、来年度の11月頃に、JSTの感染症拠点形成事業やGCOEと合同した規模の大きい国際セミナーを持とうということで両拠点間が合意した。よって今年度はセミナーを開催しなかった。
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研究者交流
 研究を伴わない交流は必要最小限に止めた。その結果日本からコーディネーターの高木が年度末に2泊3日で訪越するに止めた。コーディネーター訪越時には、ベトナム側の代表・コーディネーターであるヒエン博士・NIHE所長と2時間に亘り意見交換し、今年度の総括に加え、来年度の派遣と招聘者の調整を行なった。また来年が最終年度に当たることから、まとめの方向についても話し合った。最終年にはこれまでより規模の大きい記念セミナーの開催を企画している。
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